田舎で親戚の兄ちゃんや近所の幼馴染の姉ちゃんが相変わらずバイトみたいな仕事続けて結婚もできずに歳だけ重ねてるのを見聞きする度に凹んでしまう。
例によって就職氷河期世代で、地元の無名大学出た後に就職先が無くてバイトの延長で飲食店に就職したり、新卒で入った不動産会社で潰されて教育学部に入りなおして正規の教員採用を目指して非常勤講師を続けたけど結局採用されず、といった経歴の人たちなんだけど。
この人たちの職業キャリアがダメになった理由は国のマクロ経済政策の失敗や企業や地方自治体の採用抑制といった本人たちの努力ではどうにもならない流れのせいではあるんだろう。
でも、結婚して子供を持つぐらいならなんとかなったんじゃないか、障害があって働けないってわけじゃないんだから、自分と結婚相手の両親に頭を下げて子育てに必要な金銭と労働力を支援してもらえば、田舎の非正規共働きでも少なくとも子供は持てたんじゃないか、と残念でならない。自分が子供の頃に尊敬していた年上の友人たちの悲惨な現状を思うと。
いや、当人たちを責めるような書き方をしたけど、本当は親たちが助けてやるべきだったんだと思ってる。
兄ちゃんが雇われ店長に昇進してすぐに激務で体を壊した時、姉ちゃんが30過ぎても採用試験に受からなかった時、子供のキャリアが暗礁に乗り上げつつあるのは明らかだったんだから、親たちが動いてもっとマシな仕事や結婚相手を探してやるべきだった。
親たちだって、紹介されて就職して、地縁・血縁で自営業して、嫁は親戚が話を持ってきた見合いかほぼ会社が相手を宛がってやったような職場結婚だったりだったんだから。
自分たちが若い頃に上の世代に面倒見てもらったように何で我が子に仕事や結婚相手を探してやらなかったんだと正直怒りを感じる。
(さもなければ、俺自身の親のように田舎に未来は無いからお前は大阪か東京の大学に進学してそこで就職しろと小学生の時から教えて教育に投資してやるべきだった)