某実名推奨SNSで学生時代の友人や先輩・後輩、趣味のサークルの仲間とつながっているんだけど、「イイネ!」押してくれたりコメントしてくれたりするのはほとんど男子だけだ。もはや自分も仲間もほとんどが40代後半で、かなりの確率で家庭持ち(自分はバツイチ独身)。自分は決してモテるタイプではなく、むしろSNSにアップする写真撮りたさに一人であちこち出かけてしまう、見ようによっては痛いタイプだと思う。
学生時代の友人は、「何でお前がせっせと出かけて撮って来た写真を俺が見ないといけないんだ?」という人もいるので、興味がなければスルーしてくれとしか言いようがないんだけど、お情け(?)で「イイネ!」を押してくれる人々の男性率がやたらと高い。女性でも押してくれる人はいることはいるんだけど、だいたい毎回向こうが投稿するたびにこっちが「イイネ!」を押している人々なので、「いつも押してくれてるから押しとかないとね」という義理というかお返しの匂いを感じる。
「写真の撮り方が男っぽい」と言われたことはあるし、実際ふんわりした女子っぽい写真は撮れない。たまにうまく撮れるときもあるけど、それほどでもないことも多いので、別に写真自体について褒めてくれなくてもいいから被写体になっているモノや場所についてコメントしてもらえると嬉しい。一人「他人が撮った被写体は自分も撮ってみないと気が済まない」系の人がいて、すごく撮影スポットとかその関連情報についていろいろ突っ込んでくるんだけど、まぁそんなコメントも私はイヤじゃないので丁寧に答えるようにしている。
元々女同士の付き合いが苦手で、「言われなくても空気を読んで察しろ」とか、「○○って△△だよね。」「××のときに□□するのは変」みたいなのを暗黙の了解で感じ取れと言われても無理。どうしてそれを理解するのが当たり前だと思われなくちゃいけないのか理不尽だと思う。何か私の行動や言動が変ならば、「○○のときは□□するんじゃなくて××してほしい」とはっきり言語化してくれないと分からないんだけど。
その点男子の方が余計な察しを求めてこなくてさっぱりしている気がする。世の中に「空気を読む」という概念が普及して初めて、私は自分がうまく世渡りできない理由を知った気がするんだけど、女という生き物はどうしてこう空気を読めないヤツに対して冷たいんだろうと思う。別にネット上の話だけでなく、リアルでもそんな感じで、極めて友達は少ないんだけど、このまま歳をとっていくしかないんだろうか。今のところ特に私に好意はなくてもとりあえず情けをかけてくれる男子たちの存在が、私の心の救いである。