私は25歳の一介の女性。
自分でも長らく、生理痛なんて平均レベルに苦しんでいたものだと思っていた。年に数回、市販の痛み止めが効かないほど痛むことがあり寝込んだり夏でもカイロを腰に貼ってなんとかやり過ごしたことがあった。
18年11月20日午前3時、猛烈な腹痛で飛び起きた。さながら片頭痛がそのまま腹部で起きているような激痛だった。食欲も全くなかった。
その日はたまたま仕事が休みだったので1日を布団の上で過ごした。市販の鎮痛剤を飲むも効果はなし。辛うじて腰のカイロだけが痛みを軽減してくれた。
ここにきてやっと気付いたのだ、「これは平均レベルの痛みではない」という事に。
どうせ使わない内臓なのにとうとう月経困難症になってしまったか、と思い低用量ピルを処方してもらえさえすれば、と思いつく。
なんでも最近のものは月経の回数そのものを減らしてくれる魔法のような効き目を発揮してくれるらしい。
体調が穏やかになった12月4日、朝イチでネットでも評判のよい婦人科へ予約を取るも玉砕。予約は10日後にしか取れなかった。
私は初めに、
「子宮奇形の場合、セットで内膜症を発症することがあるからその可能性も視野に入れて、ピルを処方すべきか内膜症を治療する薬を処方すべきか判断するためにMRIを撮りましょうね」と別院に紹介状を書いてもらい、軽くエコーをしてもらった。
「ちなみに片頭痛はピルと相性が悪いことがあって、たまに症状が悪化することがあるから気をつけてね。」と言われ、その日は送りかえされた。
MRIを撮った翌日、病院からの着信が携帯に入っており折り返す。
「MRIの結果が早く届いたから伝えておくけど、やっぱりお腹に血が溜まってるみたいで手術したほうがいいかもしれない。次の予約日を早めるから来てくれない?」と先生。手術…?と思い21日指定の時間に来院。
「腎臓肥大と言われた時ほかに何か言われなかった?」と問われたので、腎臓が機能してないとまで言われたと答える。先生がハッとした顔で、「これは専門用語になっちゃうんだけど、『OHVIRA症候群』という病気でね、膣の片側がすごく狭くなっていてそこで血が溜まっているみたい。早めにそれを取り出して形を整えてやらないと、他の病気になったり、血が逆流しちゃうかもしれないからこの病気で論文を書いてる先生がおられる病院に行って見てもらったほうがいいよ。」と矢継ぎ早に所見を述べる。
どうやら稀な病気…?らしく、こんなことで運を使いたくなかったな、と呆然としたまま次の病院の予約日を待っている。
このOHVIRA症候群というヤツはお医者様の中でもあまり周知されていないようで、たまたまそれをご存知の方のもとへかかったから発覚したものの、見過ごされていることが多いと聞く。
もし、私と同じように片腎と診断されていて月経の痛みが強い方は、早めに婦人科に行ったほうがよいと思う。行ってください。
手術になったらまた続きを考えるかもしれない。
補足
OHVIRA症候群について:http://journal.kyorin.co.jp/journal/jsog-k/detail.php?-DB=jsog-k&-recid=5443&-action=browse
オオビラビラビラ症候群
普段から生理痛有る人なら内膜症や卵巣嚢腫くらいなら結構みつかるけど そこまでのは非常に珍しいと思うよ。 とはいえ論文によれば妊娠出産も望めるようだし、 手術でがんばって...
病院行くほどの生理痛って時点でアカンからな 悪い所見つかってよかったな