昨日、出勤したら相棒がヘロヘロになっていて、どうしたんです?って聞いたら
という。
相棒さん出勤したの一時間前じゃあないですか、この一時間にどんだけ色々あったん、っていうと、
「もう本当にね、色々ありすぎて、覚えてないわもう」
とのこと。
プロアルバイター氏に今日は忙しかったんです?って聞いたら、お店の近所のあちこちでイベントが催されていたらしくて、その関係者が沢山ご来店したそうな。さすが秋って感じだ。
出勤後三十分位は忙しかったけど、あとはかなり暇だった。
前回のバイトの時、私が客からお金を盗んだだろうと言い掛かりをつけられて大変だったという話をした。
相棒は、この仕事は結構長いけどそこまでおかしい客には遭った事はないと言っていた。
ただ、老人はよく自分がお金を払ったか払ってないかわからなくなるので、気を付けた方がいいという。あと外国人でもお釣りの計算が出来なくてなんか言ってくる人いるから気を付けな、とも。
お年寄りには確かにそういう人いるよなぁと思うが、外国人で単純計算がおぼつかない人には今のところ会ってない。彼らは日本語をよく話すし、支払いはお釣りがキリよくなるようにしてくれる。
確かに十年前、工場勤務だった頃、派遣されて来た外国人実習生の中に、全く教育を受けた経験がなくて3より大きい数を数えられない人がいたけど、今お店にいらっしゃる外国人のお客様には、そこまで教育に見放された人はいなさそう。
外国人のお客様といえば、いつだったか揃いの作業服を来た外国人のお客様の団体が、皆それぞれ千円分の商品券をもってご来店された事があった。なんなんだろう、まさかこの方達、お給料の一部が商品券で支給されるとかじゃないよな?とレジ打ちながら思った。
ある日、外国人のお客様が大量のカップ麺を購入されたので、お箸は何膳ご入り用ですかと聞いたら、
「4膳お願いします。僕んち四人で住んでるんです」
と仰った。複数人でアパートに共同生活してるのだろうか。工場勤務時代に知り合った中国人実習生のお姉さん達も、四人で一部屋に住んでいると言っていた。
前回のバイトの時に、黒ネコさんから来ているはずのお便りがどこにもないので誰が食べちゃったんだと思ったら、今回はレジの下に貼られていた。宅急便の届けられない地域についてのお知らせだ。
北海道全域と関空と近畿地方の一部、そして広島の呉の辺りは宅急便受けられないそうだ。
「呉の方はもう長いですね」
「もし東京がやられちゃったらどうなちゃうんだろうって思うのよう。東京が駄目になっちゃったらこれだけじゃ済まない。もっと沢山の地域が不通になるでしょ」
って溜め息まじりに言うから、
「大丈夫です、その時はネコさんからのお便りは何も来なくなりますから!どこも受付られないから全然大変じゃありません!」
って答えた。