「漫画/アニメの『普通の家庭』が普通ではなくなった」とか言う話が人気だが
常識で考えれば大学進学率が右肩上がりで現在50%程度の日本で
「大卒ホワイトカラー家庭」がマジョリティだった時代なんぞハナからないのである。
それどころか文科省の学校基本調査を見ると90年代は40%も越えてないことが分かる。
むしろ昔のアニメから読み取るべき時代の変化は「子供の進学意識」であり、
子供の進路として「大学へ行くなんて超エリート」という感覚が感じられなくなったのはそれこそ
(よりリアルな『普通』であるとされる)あたしンちのみかんくらいからではないだろうか。
またこれに関連して「少年漫画に出てくる家がデカい」ことも言及されるが
あれは家について勉強したことがあれば分かるが、ほとんど有名なハウスメーカーのモデルまんまである。
ハウスメーカーのモデルハウスというものは普通の家の2、3倍のサイズで作るもので
「こういう多目的室も作れますよ」「こういう豪華なキッチンはどうですか」というショウルームなのである。
漫画家なんてそれこそ世間知らずな賃貸暮らしが多すぎるので、むしろリアルなサイズの家が描けないだけである。
もしくは自分が漫画家として成功してこんな豪邸に住むぞという夢をそのまま書いているだけである。
かつてオタクというものはむしろこういう創作裏事情を穿ってこそ深い読みが出来ていると思われたものだが
今どきはただ単に創作と現実を混同して「こんなリッチな時代があったのだ」とアホみたいなことを言うばかりが
まんがの深読みなんて気持ち悪いというのもまた一理ではあるが、
ほんこれ。 やっと誰かが言ってくれた。 ブクマカよホットエントリにいれてくれ。
はてな界隈は「誰が書いたか」「指摘する根拠は何か」の二点を重視するからどちらも欠けているこの増田はブクマされにくいと思う おそらく後続がソース持ってきてきちんと反論した...
この記事でソースがいるような部分って百歩譲っても 「大学進学率の低さ」「ハウスメーカーのモデルハウスがどんなものか」という部分くらいだと思うが それくらいも自分で調べたり...
ふっつーに都内・首都圏では普通というだけの話では