2018-02-01

anond:20180131010414

芸術祭音楽祭をやるのは、観光客を呼んでお金を落としてもらうためであって、芸術家を育てるためではないと思う。

瀬戸内芸術祭には行ったことがあるけど、ほとんどの場所が入場無料で、有料なのは直島美術館や、既に名が売れている芸術家作品だけだったように記憶している。

あれは芸術家支援というより町おこしイベントだ。ああい芸術祭作品を出すことで有名になって売れっ子になる人もいるかも知れないけど、特に役所が旗降り役の芸術祭では、基本的出展する芸術家に対して「作品を発表する場を提供してやるからありがたく思え」というスタンスではないかと思う。

やっぱり芸術音楽でも美術でも贅沢品なんだと思う。大成するかどうか先の読めない芸術家の卵に税金を使うぐらいなら、最近問題のいわゆる非正規雇用の人々の貧困問題対策とか保育所の充実とかに使ってほしいと思う。

そもそもアートアーティストになりたい人々と実際にアーティストとして成功する人の差が激しいジャンルだ。正直一部の才能や名声に恵まれた人以外に対するニーズはない。

からそんな割りの悪い投資税金を使ってすべきではないと思う。できれば昔のヨーロッパみたいに芸術理解のあるお金持ちが「こいつは凄い!」と見込んだ芸術家パトロンなるみたいなのがあれば良いけど、今時のお金持ちって芸術方面投資する気があるように見えない。

申し訳ないが基本的アーティスト自助努力と才能と運次第だと思う。それに生きてるとき全然評価されなかった作品が作者の死後に評価されることもあり得る。貧困生活に耐えてでもアート道一筋で頑張るか、他の仕事をやりながら趣味としてアートをやるか、アーティスト志望者はほとんどこの二択から生き方を選ぶしかないんじゃないの?

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