2018-01-02

人生は上々だ

正月になると皆家族の元へと帰る。

自分独身で、家族とも疎遠なので年末年始になると一人になる。

ついつい自分家族のことを考えてしまう。

毎年母から「今年の年末どうする?帰ってくる?」とメールが来る。

「帰らない」と返すと「分かった。また暇が出来たら帰ってきてね。健康だけは気をつけてね」と返ってくる。

何気ないやりとりだけれど、このやりとりがもう20年近く続いている。

20年近く帰っていないのに、内容もまったく一緒の同じメールが毎年くる。

最近絵文字を覚えたようで絵文字満載になっている。

祖父が亡くなった時も絵文字付きで送ってきたときはさすがに窘めたが返信はなかった。

自分の都合の悪いことは一切見向きもしない。

子供の頃から家族に不満を持っていたけれど、当時は毒親なんて言葉もなかったし

「親を憎むなんて最低だ」「親子なら分かり合える」「子を思わない親などいない」という

社会からメッセージ田舎の子供の自分にも届いていたので

自分のどこが悪いのか、常に自分の悪いところを探していてばかりいた。

ネットのおかげで色々と情報を手にいれることが出来て、毒親アダルトチルドレンなどを知った。

アスペ発達障害を知った時点でうちの家族はもう救いがないなと思い

そこからは悩んでもしょうがないと思えるようになった。

そもそも話が通じる相手ではないと思う。

家族に寄り付かない自分に対して

家族大事にしない人は最低、恩知らず、社会不適合者と罵っていた義姉が

先日の祖父葬儀10年ぶりに会った時は死んだ目をしていたのが印象的だった。

葬儀中ニタニタしてつまらない冗談を繰り返す両親を見てどう思っているのだろうか。

こんな義理の両親を将来介護できるのだろうか。

両親の遺伝自分も気づかないうちに変な部分があるのだろうと思う。

人に迷惑をかけないように、結婚して大好きな人と大嫌いな両親が接触することがないように

極力他人関係を持たずに生きてきた。

年末年始も一人ながら、美味しく料理も出来るようになったし、

ゲームをしたり、手帳を書いたり、読書をしたり、映画を見たり、勉強をしたり

年明けから仕事の準備をしたり、買い物をしたり

無職で不摂生生活をするでもなくしっかりと自立して

一人の時間を充実させることが出来ている。

そんなに稼いでもいないし、人との出会いもなく、これから人生も飛躍することもないだろうが

自分の生い立ちからしたら上出来じゃないかと思う。

後はこの生活を働けなくなるまで続けて、最後ひっそりと迷惑かけずに死ねたらおしまい

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