FF5で、例えばモンクのアビリティをすべてマスターしたあと、すっぴんにジョブチェンジしたとき最大HPが30%上がる(モンク時と同等になる)じゃないですか。
何が言いたいかっつうと、10代、20代の頃に昼夜を忘れて没頭した趣味によって身についたスキル(同人活動なら原稿作成から印刷屋への手配とかイベントスペースでの机上レイアウトとか、バンド活動なら楽器演奏とかライブハウスとの交渉とかチケット売りとか)が、その活動自体をやめてもその後の人生のあらゆるところで役に立つような現象のこと。
自分自身はまあわりと恵まれていて、一生懸命やってきたことをほとんど後悔することなくそこそこいろいろ身について仕事にも生活にも役立っているんだけど、それを実感するのはだいたい5年から10年後なんだよな。
だから自分のまわりの若い人には「長い目で見れば一生懸命やったことは無駄にならないんだよ」「一生懸命やりなさい」といつも言うんだけれど、周りの同年代以上の人はあんまりそういう感覚で生きてないようで、無駄に熱血な痛い人みたいに扱われるのが地味につらい。
で、今度子供が生まれるんだが、「ある程度の期間を一生懸命やれば何かがちゃんと身についていい感じに生きられる可能性が上がる」を教えても嘘にならないか、かえって子供を苦しめる結果にならないか、みんなの意見を聞いてみたい。
そういう風に親から言われたせいで、かえってどん詰まりになってしまったパターンがあれば詳しく教えてほしい。
ちなみに自分自身は基本的に「お前みたいなやつはろくなものにならない」とかばっかり言われて育った感じ。
あと、「お前はやればできるんだからコツコツ努力しなさい」とも言われてたけど、ADHDっぽくてすぐ飽きちゃうし、小中高と宿題とかほとんどちゃんとできなかった。
小学校の高学年くらいから「自分はだめな奴だから、せめて得意なことで何とかやっていくしかない」と思いはじめて、興味のあることをエサにその周辺のことを一生懸命やってるうちに今は何とかやっていけてるけど、それはほとんど運がよかったおかげだと思ってる。
そもそも自分にとっての「一生懸命」って、ただの過集中の症状だったのではとすら思えてきて、それを定型発達の人に期待するのは土台無理なことなのかもしれない。
起こらないです。以上。