2016-11-29

この世界の片隅に」がエロくてびっくりした

ネットの「この世界の片隅に」絶賛、感動、泣いた感想が溢れかえってる中でとても言い辛いんだけど、主人公のすずさんめっちゃエロくなかったですか?

誤解しないでほしいんだけど、このエントリネットに溢れかえるこの世界の片隅に」絶賛感想の1つです。

それを踏まえた上でもう一度聞くけど、すずさんエロすぎないですか?

私は、「この世界の片隅に」がヒットした理由、それはこの映画人間の全てが詰まっているからだと思っています

愛、恋、喜怒哀楽、争い、妬み、僻み、優しさ、厳しさ、冷たさ、残酷さ、いじめ、後悔、希望過去未来、悪意、戦争友情家族愛、姉弟愛、大人子ども嫉妬、衣食住、絵、歌、救い、絶望、生、死・・・・・・

あげてくと切りがないんですけど、人に纏わる全てのことがこの映画には入っていると思っています

「〜って要素ある?」って聞かれたら「あるよ」ってノータイムで即答出来るレベルで全てが描かれている。

で、ですよ。

勿論あのシーンです。夫の周作言われてすずが幼馴染の哲と一晩過ごすあのシーンですよ。

天然で能天気なすず、結婚初夜ですらおとぼけかまして色気ゼロだったすず、そのずずがあの夜だけ大人の女になるんですよ。そのギャップときたら!

繰り返しになりますが、このエントリはいかにエロかったか!を熱弁する記事ではありません。この映画にそんなエロ要素がある事実にびっくりしたんです。

「この映画には人の全てが詰まっている」と書きましたが、私はまさかエロまで入っているとは思っていなかったんです。

戦争を扱っている作品という事実、うっすらと聞く原作の評判、予告映像、あの絵柄、それらからこの映画エロい要素があることを予想出来ましたか

ほとんどの作品は、何かを主軸にして何かを切り捨てるんですよ。極端な例えを出すと、美少女日常系アニメ男性キャラ排除するような。

でもね、この作品は全てを描いているんです。一から十までただ描写するんじゃなくて、全ての要素をすくい取ってるんです。

からただひたすら料理をするだけのパートもあるし、ただただ日常系アニメのような会話をするだけのパートもあるし、夫以外の男と一晩過ごすパートもある。

それでもって、「戦争」っていう作品全体を支配してしまうなテーマをただの事実として受け入れている。「戦争」もこの映画で描かれる要素の1つに過ぎないんです。

そして、その要素の1つにエロも入っている。その事実に驚いたんです。ああ、そこまで描ききるのかと。何も捨てないのかと。

映画の上映が終わった後、後ろの席の男性がこんなことを言っていました。

「これ、なんでこんなヒットしてるの?全然からない。別に何もなかったじゃん」

すごく正しい感想だな、と。この映画には、人の全てがあります。でも、特別なことは何もないんです。ただただ、人としての当たり前があるだけなんです。

「何もなかった」と「全てがあった」がそのままの意味で同時に存在する、そんな映画でした。エロい

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