発表からそろそろ1週間経ったが、未だに好意的に捕らえる人達ばかりなので増田に書いておく。
今現在のWiiUが、本体のみで税込32,400円。New Nintendo3DS(N3DS)が税込17,280円。
Nintendo Switch(NS)が「携帯機でも据置機でもない新製品」だとしたら、N3DSより安いという事はまずありえない。
性能的にWiiUの2~3倍ではないかという推測があるので、やはりWiiUより安いという可能性も低い。
メーカーである任天堂からしてみれば「これ1台でWiiUも3DSもまとめて世代交代できる」という戦略なのだから「WiiUとN3DSの両方買うよりは安い」くらいの価格設定になる可能性が高いと思っている。
だから税抜で39,800円、税込で42,984円という可能性も十分にありうると思う。これは国内だけで300万台以上売れてるPS4の発売当時の価格とほぼ同じ。しかしWiiUとN3DSをそれぞれ1台ずつ買うよりは約1万円ほど安い。
日本で据置機にソフトを供給するメーカーが少なくなったのは、開発費が上がり、日本国内の売上だけで開発コスト回収する事が難しくなってきたからだというのは明白だろう。
海外市場で勝負できるコンテンツを持たないメーカーは必然的に安上がりな携帯機(3DSやPSVita)、そしてその後、無法地帯で一発当てれば大儲け出来るスマートフォン用ゲームへ流れていった。
そこへWiiUの数倍の性能を持つゲーム機が登場したらどうなるだろうか。ソフトメーカーの目には「据置機並みのコストがかかる携帯ゲーム機」にしか映らないと思う。
かえって中小ソフトメーカーのスマートフォン用ゲーム移行を促す結果になるんじゃないか。
先日発表された動画に「SKYRIM」の映像が採用されていた事や、そもそも動画に「児童」ではなく「若い成人」ばかりが登場した事からも分かるように、ゲームに積極的にお金を落としてくれる年齢層を相当に意識している事がうかがえる。
実際、PS4やXBOXONEが成功しているのも、そういった「コアなファン」の維持拡大の努力を、前世代であるPS3やXBOX360時代から怠らなかったという点が非常に大きい。
だから同じ年齢層をターゲットにする戦略は正しいとは思う。しかし、そういう層というものは「それなりのお金を出す以上はゲームにもそれなりの質を求める」という層であり、性能が現行の据置機よりも数段見劣りするであろうNSは最初から大きなハンディキャップを背負っているに等しい。
3DSのように、発売からと一年と経たずに大幅な値下げを余儀なくされると思う。