ある労働組合の団体がツイッターを通じて、ある大学の学部における募集を来年で停止することを発表していた
正直言って、大学全入時代に入ったことで大学の価値というのは、以前のものよりも落ちていることは確かだと思う
Fランと呼ばれる大学群が未だに残っている現状や入試制度の多様性により学生の出入りがより安易になってしまった
結果としては、金を払って卒業証書を貰えれば「大卒」を簡単に手に入れられるサイクルが生まれてしまった
自分も大学生ではあるが、大学というのは本来勉強すべき人間が集まって行う場所ではあった
それが約10年前から大学の増設の規制緩和、それに伴う進学率の上昇の影響でエリートを排出する場が問われるようになったと感じる
最近テレビでよく目にするようになった「東大生」や「京大生」、またはその学力と並ぶ大学群
メディアはどういった意図で紹介したいのか分からないが、その学生達を細かく見せる訳ではなくインタビュー形式で聞いておいて黙るのもどうかと思ってる
もう大学生というのは昔のような「エリートや秀才がなる者」ではなく、「社会的に一般的なステータス」に変化したと言ってもいい
http://news.yahoo.co.jp/feature/325
早慶の大学も放任というより学生に寄り添う存在になっていたとしたらこれはもう過保護というよりかは売り手の視点になっていると思う
日本の大学のランキングが他のアジアの大学に負けてしまった等もあったりしたが、その背景には学生自体の質ではなくその大学の方針ややり方に問題があるのではとも思っている