ヤフーゲームやmixiゲーム内の「人狼オンライン」が2016年3月末でサービス終了。
サービス開始が2014年9月ごろなので、大体1年半(18か月)くらいのサービス期間。
まあ、どちらかというとサービス提供期間は短い方なんだと思う。
ここで、なぜこれだけの期間でサービス終了してしまったのかを考察してみたい。
サービス終了する=売上が上がらないから。ほとんどがこれでしょう。
ではなぜ売上が上がらないのか?
1)課金要素が少ない。
人狼オンラインは「月額課金制」です。もちろん無料でもプレイ可能です。
月額課金した人は「VIP」と呼ばれ、ゲームルーム設立などでかなり優位になります。
この月額課金というのが、このコンテンツの月間の売上を確定させてしまっています。
そうなると、この売上から開発や運営に回す金額をやりくりしますので、どうしても開発が後手後手に
スタミナ制を採用していない為、時間がある人は無課金でもずーーっとプレイが出来ます。
※好みの役職になれるカードはありますが、これもランダムです。
この無制限にプレイできるというのが、後々響いてきたんだと思います。
アバタークリエイターのセンスによると思いますが、「絶対欲しい」と思えるようなアバターがほとんど
無かったと思います。逆に「こんなアバは目障りだ」というアバが1つあります。(ハゲデブアバ)
アニメや企業とコラボすれば良かったと思うんですが、その機会もほとんどなかったです。
4)結局時間がある人に有利
他のゲームは「時間を金で買う」事ができます。 課金して武装強化して一気にレベルアップするパターン
人狼オンラインは「時間がある者が有利」なんです。そこに課金の要素はありませんでした。
これが後からプレイを始める人の障害となったと思います。(後続プレイ参加者の減少)
5)初心者に厳しい
チャットゲームという性格もありますが、初心者は一度チュートリアルをしたら、すぐに野に放たれます。
後から「練習モード」なんてのもありますが、これも結局は人対人のゲームになります。
この初心者に優しくない環境が参入障壁となっていたと思います。
6)人格攻撃される事がある
いわゆる荒らしとはまた別のプロ人狼プレイヤーが他のプレイヤーを人格攻撃するところを
???「サービス期間一年以上は相対的に見て圧倒的に長かった部類に属するぞ」
大抵のゲームは、長く続くと、新規参入は難しい。 (増田の内容の否定ではない)