私は大学を休学してスタートアップを立ち上げました。AppleやGoogleやFacebookのような社会を変える会社を作りたいと思っていました。
そこではただ大学で過ごしているだけでは得られないたくさんの経験をすることもでき、会社を経営していって事業を成功させることの難しさを実感することができました。
しかし、ビジネスにどっぷり浸かってみて初めてわかったのは、これからの時代で世界を良くするためにはテクノロジーを理解し、活用し、自分で新しく作っていけることが非常に重要になっているということでした。
創業してからは常に「どうやって他社と差別化するか」を悩み続けていました。これは他の企業もやっているから勝てない、こっちの方に進出していく方がいいのではないか、という調子です。
しかし、ある時思ったのが「これは本当に社会を良くすることにつながっているのか?自分たちでなくても他人でもできるようなことをしているのではないか?」ということでした。
何の強みもない自分たちは、結果を出したいがために本来の目的からずれて他社との差別化ばかりに気をとられるようになっていました。これは裏を返せば、自分たちの事業が他社と似通っているということを意味していました。
そのとき感じたのがテクノロジーの重要性でした。すでにあることの真似をするのではなく、全く新しいテクノロジーを生み出してそれを活用し、社会全体を次のステップに進めるくらいのことをしなければ、この状況は変わらないように思えました。
よくよく考えると、これまで社会を変えるようなことを成した企業はみな新しいテクノロジーを保有していることが分かりました。先述のAppleやGoogleやFacebookもそうです。
その時から、次の時代の主役になるテクノロジーはなんなのかを考えはじめました。IoTや3Dプリンターなど次世代のテクノロジーと呼ばれるものはいくつかありますが、私は人工知能の分野が一番本質的な力を持っていると感じました。その理由は、それが人間でしかできなかったものをコンピュータやロボットでもできるようにするテクノロジーだったからです。
日本は少子高齢化による労働人口減少に苦しんでいます。そして日本に続いて、近い将来世界中の国が直面する問題でもあります。
これを解決するには一人当たりの生産性を飛躍的に向上させるしかありません。人工知能やそれを搭載したロボットの活用は、労働人口減少に対する最も現実味のある解決策だと思いました。
私の場合は、人工知能でしたが、他のテクノロジーでも構いません。要するに言いたいことは、学生が勢いでスタートアップを立ち上げても、結局は他の誰でもできるようなことしかできないということです。
ある程度の規模のビジネスを構築して収益をあげられる会社を作るのであれば、テクノロジーはなくとも目の付け所とタイミングと実行力があればいいと思います。そのようなビジネスをしている人も尊敬しています。
何あたりまえのこと言っちゃってんの?w 低学歴は黙って肉体労働やってろカス。
ZOZOTOWN「存外テクノロジーなくてもなんとかなるらしいぞ」
人工知能リモコンバイブ待ってます