人が映った写真を相手に渡すときには、とにかくキレイに仕上げるということに注意しましょう。
そうはいっても外で何の準備もないようなところでキレイに撮るのは難しいですよね。
まずは注意してほしいことは光源の位置です。
男性の場合は彫りが深いことがかっこよく感じられるので比較的影は気にならないのですがが、女性を撮るときは少なくとも真上からの光は避けて光源をできるだけ横から後ろに回すことを意識しましょう。
そうすれば顔全体が柔らかい雰囲気に写るので余計なものが目立たなくなりますよ。
では本日の本題です。
まず覚えておいてほしいことは、写真には撮った後の絵作りが欠かせないということです。
主に使ってるツールがライトルームなのでその用語で書きますね。
まず覚えていただきたいのは、基本的に人が嫌がるのがシワ、吹き出物、頭髪の薄さということです。
女性の場合は明瞭度を下げてるとふわっとした印象になり、男性の場合は明瞭度を上げるとエッジが利いたクールな印象になります。
ノイズ軽減はツルッとタマゴ肌みたいな仕上がりになりますがやり過ぎるとマネキンぽくなってしまうので注意が必要です。
フォトショでいうところのアンシャープマスクやダストアンドスクラッチが該当すると思います。
部分的にぼかしツールでなでてやるのも同じ効果が期待されます。
シワが見える原因は影なのでシャドウを上げてみるのも効果的です。
それなのに写真に残したままにするといつまでもその時の嫌な気持ちを引きずってしまいます。
そんなものはスポット修正ツールできれいな肌をコピペしてして消してしまいましょう。
どうせ写真を渡すのは一週間とか過ぎた後の話ですね。
相手は消えていることにほとんど気づきませんし、気づいたって恨まれるようなことは絶対にございません。
同じようにシミや傷跡なんかも気づかれない程度に薄くしてあげたりするのもやさしい心遣いと言えますね。
写真では回折光というものが肉眼よりも強く感じられてしまいます。その為に細い髪の毛がより細く写ってしまうんです。
そういう時は補正ブラシで露光量を一番低くして生え際や頭頂部周辺をなでてやりましょう。
ハゲたおっさんが黒い粉を頭に撒くのとおんなじで、地肌が目立たなくなるだけで髪が薄い印象はずいぶんと和らぎます。
それにさっき書いた回折光も弱まるので髪が太く感じられるようにもなります。
流量が強すぎると頭頂部に負のオーラをまとったような感じになってしまうので大体10~20くらいで調整するのが望ましいでしょう。
フォトショでいうところの焼きこみツールでなでてやるような感じですね。
撮影時、間違ってもハゲに向かってフラッシュをたかないでください。こればっかりはレタッチではどうにもできません。
そこに写ってるハゲが知人だった場合、ほかにどんな素晴らしい瞬間が納められていたとしても間違いなくお蔵入りです。
それ以外に注意してほしいことは、恥ずかしい瞬間が写っているものはそっと削除してしまうことです。
写真というのは瞬間を切り取りますのでたまに悪意にあふれた写真が撮れてしまうことがあります。
ニュースとかで使われる、おいおいそんな写真つかわなくてもってやつと同じです。
ついつい面白いものが撮れたからと人に見せたくなりますが、そんな写真を見させられて本人が気持ちがいいわけございません。
しかも何が嫌かってその写真が他人の手元に残り続けるわけです。
そんな写真は面白半分でも絶対に他人に見せてはいけません。それ以降その人から写真を撮られることを嫌がられても文句は言えませんよ。
とくに女性の写真には、瞳にキャッチライトを入れると超絶ステキになります。
まずは瞳の黒目部分を拡大して比較的明るい部分を探しましょう。
その後は修正ブラシを使って露光量を最大にして明るい部分をなぞります。
これで潤い輝くステキな瞳の出来上がりです。
慣れてくれば一枚あたりにかかる調整時間はたったの数分です。
たったこれだけの手間なのに、意中のあの子をキレイに仕上げれば二人の距離がぐっと縮まるかも。
あたなの写真ライフがよりすばらしいものになることを願って、それでは皆さんご一緒に「写真に残すのは記録じゃなくて記憶だ!」
またお目にかかりましょう~