2014-11-30

かわいくなりたい

かわいくなりたい

旦那幼なじみの、私と同い年くらいの女の子がいて結婚式をしたそう。

旦那の親からも、旦那からも、すごくかわいいって言ってもらってた(遠方すぎるので結婚式には旦那両親しか呼ばれてないけど)

今日旦那はその幼なじみの人をかわいい連呼してた。会ったことはないけど、かわいいと以前から聞いてた。旦那はそんなに女の子のことをかわいいとか言わないから本当にかわいいんだと思う。

自分はかわいくない。それが嫌になった。

思ってるより自分容姿にひどくコンプレックスがあるのがわかった。

成人式だって着物は着なかった。

自分がかわいくないから

高校3年生まで美容院で髪を切ったことがなかった。眉毛を整えたりするということを知らなかった。

七五三だってかわいい服をきて写真を撮ったこともなかった。

運動部で6年間鍛えた腕と肩と足はごつい骨格で太い。声は太くて低い。足は中学の頃の部活特有逃げられない環境で異常な負荷をかけてのトレーニング筋肉がつきすぎて骨は疲労骨折や成長が妨げられたりして上半身に比べて脚は短くて太い。頑張った分だけかわいさから遠のいた。

食の環境もひどくて成長期で高負荷の運動を行ってるにも関わらずいつも晩ごはんは用意されてなくて自分で作る技術もなく体力も残ってないので毎晩家に常備されてる食パンを焼かずにそのまま食べたりとか帰ってくる親を待って仕事ストレスものすごく叱られながら用意されるおいしくないご飯を食べるかで中高を過ごした。正直どうやって過ごしたらあまり記憶に残ってない。成長期のご飯として最悪だった。

服も、どうやって選べばいいかわからなかった。

どこで買えばいいかもわからなかった。服についての雑誌などご存在してたりすることを知らなかった、周りの人間がおしゃれに関して教えてくれることもなかった。ユニクロとかで仕方なく親に買えと言われて適当自分でえらんで服を買ってもらってた。

あと、自分にかかるお金のことで小さい頃から両親が喧嘩してるのを見てきたせいで、お金は昔から使うと命が削られるようなものと思っていて極力使いたくなかった。

洗濯も親が忙しくて、自分もやり方がわからないし、教えてももらえず着ていく服や下着を朝に洗濯していない汚れ物のかごの中からまだ臭わないものを選んで身につけるとかが普通だった。

それがおかしいこととはわかってたから人には言えなかった。

見た目を気にしたりおしゃれをすると当時親が冷やかしてくるためかわいい格好をするのが恥ずかしかったり、お金をかけるのが嫌だったり、知識がないのでただかわいくない自分が悔しかった。

かわいくないから、というか見た目のせいで蔑まれるような態度を取られるのも何度もあった。自分でよくわかった。

それから大学に入る前から今まで努力して恥をかきながら、社会の「当たり前」くらいまでのおしゃれとかかわいさを身につけていった。

かわいい友達は、小さい頃から親にかわいいと育てられまともなというか普通食生活や衛生管理の元育ったのがわかる。

自分が育った環境を呪った。

自分の力でどうにかできるものではなかったと思う。

隣に並ぶかわいい女友達の、どう努力しても勝てないかわいさに時々どうしようもなく嫌になった。

自分のすべてが劣るようで。

かわいさが力関係になると思っていて、もしその友達自分に何かひどい態度を取っても自分は納得しないといけないと思っていた。

いつか、今の自分未来自分が受け止めてあげられるように。

この気持ちを昇華させてあげられるようになっていたい、と思ってこれを書いた。

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