まず、これが朝日新聞版
社民党の又市征治幹事長は31日、麻生太郎副総理がナチス政権の憲法改正の手法を引き合いにした発言について「断固糾弾し、発言の撤回と閣僚及び議員辞職を求める」とする談話を発表した。共産党の志位和夫委員長もツイッターで「憲法を機能停止させた(ナチスの)手口に学べというのか」と批判した。
麻生氏は29日、東京都内でのシンポジウムで「ある日気づいたら、ワイマール憲法がかわって、ナチス憲法にかわっていた。だれも気づかないでかわった。あの手口を学んだらどうかね」などと語った。改憲について「狂騒のなかで決めてほしくない」と冷静な議論の必要性も指摘したが、ナチス政権を肯定したとも受け取られかねない。
http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY201307310561.html
そして、これが東京新聞
あの手口を学んだらどうか 麻生氏の発言要旨
麻生太郎副総理兼財務相の二十九日の講演における発言要旨は次の通り。
日本が今置かれている国際情勢は、憲法ができたころとはまったく違う。護憲と叫んで平和がくると思ったら大間違いだ。改憲の目的は国家の安定と安寧だ。改憲は単なる手段だ。騒々しい中で決めてほしくない。落ち着いて、われわれを取り巻く環境は何なのか、状況をよく見た世論の上に憲法改正は成し遂げられるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない。
ドイツのヒトラーは、ワイマール憲法という当時ヨーロッパで最も進んだ憲法(の下)で出てきた。憲法が良くてもそういったことはありうる。
憲法の話を狂騒の中でやってほしくない。靖国神社の話にしても静かに参拝すべきだ。国のために命を投げ出してくれた人に敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かにお参りすればいい。何も戦争に負けた日だけに行くことはない。
「静かにやろうや」ということで、ワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか。僕は民主主義を否定するつもりもまったくない。しかし、けん騒の中で決めないでほしい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013073102000110.html
これのどこがナチスの手口で憲法を変えるという解釈になるのか?
いくら自民党が衆参で勝ったからと言って自民党が正しいんだと憲法を変えてしまうことは過ちを招くと麻生さんは言いたいのである。
騒々しい中で決めてしまうとナチスドイツのようになってしまう。
だから、そこから学んでナチスのようにはならないで、冷静に正しい憲法を創ってゆこうということだと思います。 そして、いくら憲法が良くてもナチスのようにファシズムや戦争が生まれてしまうことだってあると言いたいわけです。もっと冷静にやってゆこうということです。
憲法に関して騒々しく全体主義的なのは左翼新聞社や左翼のほうではないでしょうか?
左翼新聞はナチスという言葉だけを切り貼りして麻生はナチスに学んで憲法を変えるんだと記事にするのは本当に頭がおかしいと思います。
憲法を変えることはゴールではありません。
現行憲法でも新憲法でもこの国を護り、世界とどう対峙してゆくのか?
そのことは日本自身の歩みにかかっていることは変わりません。
これのどこがナチスの手口で憲法を変えるという解釈になるのか? どう読んでもそういう解釈になるだろう。 朝日新聞デジタル:麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細 - 政治 ...