ずいぶんとありふれた人生を生きてきたな思う。
中学校では虐められ、
演技していることが耐えられなくなり、
そんな「よくある」テンプレートの人生を30歳まで送っていた。
真面目さだけが取り柄のような両親は、
に対し反抗もせず、従順にしたがった。
ただ、誘惑に弱く、努力しているように見せる以上の
根性も興味も持ちあわせていなかった僕は、
両親が期待した正解をことごとく失敗した。
そして、その度に両親を悲しませ、怒らせた。
僕が身体を壊し会社を辞めたころから、彼らは何も言わなくなった。
口うるさく僕の努力不足を否定した父は無口になり、
やかましくも心配してくれていたは母は
常に「正しい選択」を取ることを求めた両親から、
「好きに生きなさい」といわれた事に僕は打ちひしがれた。
「お前らの、どの口がそれを言うか!」と憤ったものの、
そして初めて、誰にも相談すること無く一人で行動を始めた。
30歳になる年だった。
まず、家を出た。
講師の方々は、まだまだ未熟なのを解りつつも
めちゃくちゃ褒めてくれた。
クラスの仲間は、僕が作った他愛もない作品を
すごい!すごい!と賞賛してくれた。
気づけば、そこの訓練校の生徒代表として
共著ではあるが、本も執筆した。
僕のことを、とても頼りにしてくれる。
毎回、無批判に無条件で褒め続けてくれる。
連絡を全く取るのを辞めた両親に、結婚の報告と
二人共、見たことが無いような笑顔で、
僕の現状を喜んでくれた。
その表情は、「私達の子育て間違っていなかった」と
誇っているようだった。
うぜえなあ お前みたいなガキ目の前にいたら張り倒したくなるわ 親に文句があるならはっきり言えよカス ってガキじゃなくてもう33じゃねーか なんなのこういう奴 こんな奴が人の親...
いやー底辺職が結婚しただけなんて子育て間違ったって思うだろ普通