3年くらい前に就活して、そこそこ大きな会社に入社したので、その立場から一言書いてみる。
一応、新人との面談とか人事側とも接する機会も多少あるので、極端に的外れじゃないと思います。
演技だらけの面接で... みたいなエントリをよく見かけるので一言。自分を6割以上偽るような面接をしようとしているなら
仮に面接に合格しても採用的には期待した内容と違うわけだし、自分としても期待される内容と違うわけなので就活としては失敗。
誰も得しない結果がおとずれます。
じゃあ、何も考えずに、友達としゃべるような感じで好きなこと喋ればいいかといえば、それも違う。偽らない自分の意味をはき違えてる。
そうではなく、面接官も人間であることを利用して、戦略的に言葉を選ぶ。具体的には、相手が不快にならない程度の丁寧な(あるいは丁寧そうな)喋り方、
自分の言いたいことを主張しやすい話の組み立て、無意味な質問をしないこと、そういうのが大事。
無理にリア充ぶる必要はない。あからさまなため口じゃなくて、聞き取りづらくなければOK。
ちなみに無意味な質問の代表例は残業の有無。なぜなら、採用側が嘘をしゃべるかもしれない以前に、どう回答されても志望側は安心できないだろうし。(ある: 嫌だ, ない:怪しい)
しかも、採用がわからしたら、うんざりな質問だし、志望側も甘えてるとか色眼鏡で見られて良いことないです。
そういまっとうに考えて相手が回答しづらい内容は非公式の場で聞くのがいいです。知り合いを辿って社員と話すとか、人事がいない時の社員との食事会みたいな奴とか。
無意味な質問をしないためには人によって質問する内容を変えるのも重要。
例えば、経営理念とか役員(社長)面接以外で聞いても仕方がない。精々がホームページにあることが聞けるだけで、意味のある情報とならない。(※ あえて聞いて、HPに載ってる程度の情報が社員全体に浸透してるかを測ることは出来るけど、あんまりオススメしない)
昇進制度とかは人事に。具体的な業務内容は現役社員に。会社の理念とか業務目標とかは役員以上に質問するのがベスト。
こういったことを考慮して話をするのは嘘をつくとかそういうレベルじゃなくて、円滑に話をすすめるためのスキル。
みん就とかで情報集めをするのも大事だけど、それをベースにどう自分に有利に交渉の場を組み立てるのか? と考える。
会社に入ることではなくて、会社に入って何をするか? どの程度の収入やら生活ができるのか? というのがゴールだと思うので
それに必要な情報を引き出しつつ、自分を売り込む交渉の場が面接だということを意識するのが大事。
あと、この手のスキルは会社に入ってとても良く使う。自分は営業職じゃないけど、上司に要求を通す時、あるいは問題を報告するとき、
クライアントと打ち合わせする時に非常に重要。(※ちなみに、業務中なら相手の機嫌や報告内容の優先度を考慮したりと、難易度は上がるよw)
これがちゃんとできないと、結果出しづらいです。訓練の意味でも面接で経験するのは良いと思います。
最後に、やりたいことと、会社でできることのギャップが少ない会社を選べるように
会社でやりたいことははっきり言ったほうが、不幸にならないです。
もちろん、ギャップがあれば落とされるが、そんな会社に受かるよりマシでしょう。
会社ないしは自分のやりたいことが、元から考えたたのと違うときは、転職する方が良いけど、わざわざ失敗率の高いことを選ぶ必要はないでしょ。