はてなキーワード: ディオゲネスとは
コントローラーやマウスを握りながらふと金にもならない技術も身につかないくだらない作業に余暇を消費したくないと思ってしまう。
悔しい。
そう思ってしまうのが悔しい。
ゲームで何も身につかないのは当たり前だ。
そりゃネットゲームで知り合いが増えたり、学生時代にドラクエの話題で盛り上がったりはしたけど、それはあくまで触媒にしただけであってゲーム自体はコミュニケーションのネタでしかない。
その中身は昨日のニュースでもいいしアニメの話題でもいい、ゲームの攻略情報なんて話に刺激を加えるためのマクガフィンだ。
そうだゲームなんてやっても結局楽しいだけでなんにもならない。
オナニーしてシコシコして気持ちよくなったなんて素晴らしいんだ(byディオゲネス)でしかない。
それを知っていて俺はゲームをやったはずだ。
「こんなの人生の役には立たないよね」という声に「でも楽しいから問題ねぇ!」と強気に返せなくなってきた。
「確かに俺もそろそろ勉強とかしとかないといけないな」「ジムでも行って体を鍛えないと成人病にかかりそうだ」なんて声が聞こえてきたらそのまま押し切られて「本当にその通りだ俺は一体何をやっているんだ」と熱が冷めてしまう。
悔しい。
格好つけて「所詮は0と1の羅列さ」なんて言ってみせた所でそれはタンパク質の塊である自分を棚に上げた恥知らずなマウンティングでしかない。
悔しい。
いや、アリだと思うんだよねそういうの。
嫁もあなたと似たようなことを思うらしく、「とりあえず仕事辞めて旅でもしてこい」とか言われるんだけど。
大嫌いな仕事を辞めるエネルギーも沸いてこないのに着の身着のままで暮らすエネルギーが沸くか、って話。
そういう暮らしって実は、真っ当な暮らしをするよりずっとしんどいと思うのね。
まーでも、どっかで転換はしないといけないよなぁ。こーいうことを口走ってると増田で叩かれるだけでなく
嫁にまで心配かけるし。でも、家で本を読んだりゴロゴロしたりする以上の幸せが、どーにも思いつかない。
サリンジャーは好きだが読んでる奴は大体嫌い
中島敦、梶井基次郎は大好きだが、熱く語るのは恥ずかしいと思っている
ドゥルーズの理論をフォローするのはイヤだが、どうしてもレポートがまとまらない時の最後の手段として良く使う
「ドストエフスキーはラノベ」とか言われると「そうかもな」と思う
イタロ・カルヴィーノやポールオースターといったポスモ作家に憧れるが、同時にイラつく
「巧いとは思うけど、小手先だよな所詮」
東洋哲学をいつかやらなきゃと思いつつ、絶対やらない。
しかし、ストロースについて論じるのはニワカ臭いのでヤコブソンについて話したがる
記号論が具体的にどんな学問なのか説明できない
脱構築って言っとけばなんとかなると思ってる
カルチュラル・スタディーズの全体像がわからない
共産主義については理解しているが、むしろ資本主義をわかってない
しかし、実際の院生を見ると同情を禁じえない
就職活動を始めると、むしろ疎外感を味わう
やっばいなー。このまま行くと休職しそうですよ。
いやいや、まだやれます。休職はないだろ休職は。まだ元気ですよ、と。
やっぱりねえ、あれだね。異動願い出しますかね。思えば心が落ち着いてきたのって、異動願い出すと決めてからじゃん。そこでほどほどに心が落ち着いてきたからって急に「まだしばらくここでがんばろうかなあ」なんて調子乗ったから、また心がおかしくなるわけでしょう。何やってんですか君は。異動を願うって決めたならブレなさんなよ。迷った末に決めたことでしょう。迷った時間はなんだったんですか。
だいたいこんなところで我慢してどうするよ?ずっとやりたいことだけをやる人生で来たはずじゃないすか。やりたいことやるために、やりたくないこともいっぱいやってきたわけじゃないすか。それを急に君、やりたくないことをやるためにやりたくないことをやる人生にするんですか?無理でしょう。やめてください。
どっちにしても休職するくらいなら、さっさと異動を願い出なさいよ。確かにねえ。今やってる仕事、名残惜しいのも分かりますよ。でも出来ないでしょう、今のままじゃ。この態勢じゃ。続けようかななんて思うとまた、休職しようかなとか言い出すわけでしょう。尻尾を追いかけてくるくる回り続けるハムスターですか?って、そんな例えじゃハムスターに悪いよ。意外とハムスターは好きなんです。
早々に見切って異動ですよ。休職しないために戦うとか無駄。修行じゃないんだから。いや人生は修行ですよっつっても、それは目的あってのこと。目的のない修行はただの苦行なんですよ。ってこれ、誰が言ってたんだっけね。俺?いや何でも俺なのかよ。あー誰だっけなあ。
もう最近ディオゲネスのように樽の中に引きこもりたい。とはいえ、俺が樽の中にひきこもってもアレクサンダー大王は訪ねて来てくれない。もう死んでいるから訪ねてこないのではなく、まあそれもあるけど、ただのひきこもりだから訪ねてきてくれないのです。ただ訪ねられても困るというのもある。
というわけで、「このままここにいる」「休職」「辞めてひきこもる」のすべてがNG。シリンダーに残った弾は「異動」だけです。異動していいですか。って俺に訊かれても。知らないですよ。
なんてことより、これから登録ボタンを押そうとしているんですが、何でこんなこと投稿しようとしているんだろう僕は。いや、そんなこと言って免罪符にしようとしているわけではありません。「どうでもいい投稿するけど、どうでもいいって気付いてるぜ俺」のアピールでもありません。そもそもあなたにアピールしても仕方ありません。そして自分にも別にアピールしたくないです。純粋に疑問なんです。
やっぱりおかしいな。異動してやろう。
紀元前336年、アレクサンドロス大王がコリントスに将軍として訪れたとき、ディオゲネスが挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行った。
ディオゲネスは体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。大勢の供を連れたアレクサンドロス大王が挨拶をして、何か希望はないかと聞くと、
「あなたにそこに立たれると日陰になるからどいてください」とだけ言った。
帰途、大王は「私がもしアレクサンドロスでなかったらディオゲネスになりたい」と言った。
死が迫ってきたとき、「私が死んだら、その辺に投げ捨てておくれ」と言った。一説には「河に投げ込んでおくれ」と言った。