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はてなキーワード: 尻尾とは

2012-02-09

http://anond.hatelabo.jp/20120209054123

横だけど

団塊の世代って上は60半ば、尻尾で60ぐらいだよ今




ていうかどういう生き方してきたら

団塊の世代がいくつぐらいの人達か間違って覚えてる」

なんて状態になるんだろ

2012-01-23

与党献金するって決めて自民党への影響力を減らした間抜けがいるって本当ですか。

から支持されて当選たか忘れて金くれる方に尻尾を振る間抜けな政党がいるって本当ですか

もう負け犬負け犬であることを思い出したくもないので負け犬負け犬らしく静かに尻尾巻いて逃げることにするよ。さようならセリア◯◯◯店。さっさと潰れろ。もしくは店長以下全員死にやがれ。

2012-01-19

たいやきのしっぽ

能力とはタレントギフトか、結局そのあたりの価値観の違いだろうね。

タレントだと思えば、能力があるものが己の才覚で財を得るのは正当なことだ。

それに無能者が集るのは激しく苛立たしいことだろう。

逆にギフトだと思えば、自分がその立ち位置を占められたのは運と周囲の環境の力による。

なぜ周囲に還元しないのかきっと理不尽に思えるのだろう。

■傾向として言えば、成功者は前者、下層は後者の考えを取りがちだ。

なぜって、人は、「成功自分能力のおかげ、失敗は環境のせい」って思いたがる生き物だからさ。

その結果、勝ち組ゲームチップを独り占めしてそれが当然と思い、負け組は分け前が配られないのを不満に思う。

一般的には、負け組の不満は圧殺され、勝ち組は我が世の春を謳歌する。

でも、失うものがない負け組には、自爆テロを起こしててゲームそのものをひっくり返すという必殺の荒業があるんだな。

全員負けてしまえ、という呪殺が出来るんだ。

から勝ち組は、それを慰撫しないといけない。

理想的な立ち位置は、おそらく中庸なんだ。

勝ち組は繁栄を享受しつつ、負け組適当に施す必要がある。

たいやきの美味しいあんこの詰まった頭側を食べたら、尻尾負け組に投げ与えないといけない。

そうじゃないと、ゲームそのもの国家そのものをひっくり返されて、全部無効にされますよ。

なぜって、全部収奪してしまえば、負け組に失うものは何もないんだから

2011-12-31

http://anond.hatelabo.jp/20111231154455

はじめに

別に独裁」を連呼はしてないけど、橋下も、その支持者も嫌いなので一言。前出の動画を見て簡単に要点をまとめるけど、

橋下「僕は民主主義ルールを守った上で、自分意見を実現するための方法を行っている」

橋下「少数意見を尊重していたら、実行ができない。少数意見尊重は理想だが、今はそれをやっている場合ではない」

まあ、おおむねそういうことを言ってる。ここまではOK?

でも、この上段と下段は矛盾してる。そこが理解できているのだろうか。これをなぜ矛盾というか、順に説明したい。(これが矛盾だと理解できる方は、一気に下の「矛盾について」までジャンプしていただいて構わない。)


民主主義とは何か

多数決は糞だ

まず、橋下や多くの橋下支持者の言う「民主主義」とは何か。本当に理解しているのか? たとえばそういう人に、民主主義って何?って聞いてみると、それは多数決のことだとか言う。馬鹿!としかいいようがない。少しはググれ。多数決というのは、民主主義の本体ではなく、言ってみれば糞のようなものだ。生きていれば必ず出る。それが糞。だが、それはもの本質ではない。やむを得ず出す余剰や排泄物本質だと言ってみるのは、スカトロプレイ人間真実がある、というSM愛好家の口吻と同じ程度の説得力しかない。要するに一種の自己弁護詐欺である

なぜ「糞」というか。民主主義本質とは何か。説明する。


意思を決定する方法

政治とは意思決定だ。その意思決定の主体を、どこにおくか。大昔は神に預託された巫女が、あるいは神権をもった王がもった。しかし、徐々に一人の意見の過誤を防ぐ意味から、多くの頭脳による方法が用いられるようになり、君主制一定の中からトップを選ぶ)、寡頭制(複数で決める)、貴族制(階級全体で決める)、あるいはそれらを組み合わせることで意思決定がなされるようになった。古代に一度行われていた民主主義は、近代に入り、社会経済成熟と歩を並べ、自由主義資本主義社会の進展とともに、「みんなの意見を合わせると、おおむね正しい結果になる」という知見の下、選挙による間接民主制という形で、多くの国で採用されることとなった。(余談だが、間接民主制をとる場合大前提として、投票する大衆は、現下に起きている事態について、必要かつ十分な知識をもつ必要がある。そこで、間接民主制をとる集団では情報を適切に配分する方法が必要となる。多くの近代国家では、そのために民主制とセットで、権力から自由なメディアを発達させてきた。自由なメディアの無い国に、民主制は成立しない。)

で、「みんなの意見」をまとめるために、民主主義はどのような方法を取るか。それは「話し合い」である(というより、それ『しか方法はない)。集団での意思決定であるから、理でもって他者と交渉し、協調精神で話し合いをすすめながら、最終的に合意を得て決定する。その際、たとえ少数であっても、その少数意見を尊重すること無しには、集団で合意の形成などできない。特に、間接民主制の下では、たとえ一人の意見であっても、その一人の背後には膨大な人間存在しているため、軽視することは許されない。少数意見を採らない場合、反対を主張する多数派には「採らない理由を合理的に説明する」義務があるのは当然だ。


最終手段としての「多数決

ただ、もちろん政治現実ものであり、現実人間は不完全なので思想・信条見解の相違がある。時代の要求する文化によっても、物の価値は変動する。その変化の前後で人の価値観は異なるだろうし、そうなると、どれだけ理を尽くしても最終的に対立が解消しない、という事態は起こり得る。だがそれでも、もちろん政治決断をくださなければならない。だから、理を尽くして越えられない壁がはっきりしたときには、それを越えるため万やむを得ない解決手段として、『多数決』が用いられることになっているのである

本来、とにかくひたすら話し合うのが民主主義である。だから、決定を多数決に持ち込むような事態は、民主主義が敗北するときと言ってもよい。だが、民主主義が敗北しても我々は民主制を放棄するわけにはいかない(それよりマシな方法存在すると知られていない)から、その場合に意思決定を行う最終手段として『多数決』は許容されているに過ぎない。多数決とは民主主義の糞だというのは、つまりそういう意味だ。現代日本民主制は、理と協調精神による話し合いを通して多くの素晴らしい意思決定を行っているが(与野党ケンカばかりしていると思っているお子様は、日本の色々な法律がどのように成立しているかちゃんと確認すべき)、不完全な決定のいくらかを多数決という糞としてひり出してもいる。それだけを見て、多数決は素晴らしいなあ、とか思ってる人間は、スカトロジスト(糞尿愛好家)と呼ばれても仕方ない。そう呼ばれることに誇りを覚えていて、一緒にするなと怒る人もいるかもしれないな。すまん。


矛盾について

民主主義についての初歩的な知識

さて、以上を踏まえ、比喩として、もう一度言う。多数決は糞だ。少数意見を最終的に「採らない・採れない」ことはもちろんある。それでも、一定合意を得るための様々な譲歩や協調のための配慮は必要なのであって、それは民主主義コストなのではなく、民主主義による意思決定を可能な限り正しいものにするために絶対必要な手続きだ。だから多数決をタテにして少数意見を圧殺する人間は、そもそも民主主義者ではない。数の暴力を振りかざして権力を握る人間は、端的に言って独裁者である

最初に【矛盾】と言ったのは、「少数意見を尊重する」ことこそが民主主義ルールそのものであり、少数意見を尊重しないのは単なる独裁(あるいは数の暴力であるにも関わらず、「民主主義ルールを守る」と言ったその口で彼が「少数意見を尊重しない」と述べているからだ。少数意見を尊重しないなら、それは民主主義ではない。彼は法律家であり政治家であるのだから、そんな初歩の初歩をしらないわけがない。

あるいは、彼は「ここで民主主義ルールとは選挙のことを言ってるのだ」と言い逃れるかもしれない。だが、「選挙」とはあくまで「間接民主制」を成立させる手続きの一つに過ぎず、民主主義における意思決定システム本質とは無関係であることもまた、言うまでもないくらい当たり前のことだ(首長選挙で通ったからといって、その主張が議会の全体合意もなく自動的に「承認」されるような詐術が成り立つなら、最初から議会は必要ない)…これもまた、政治の初歩の初歩であり、法律家であり政治家である彼が絶対に知らないはずはない前提だ。ではなぜ、彼は平気でこういうことを言うのか?


ヒトラー尻尾

それは、選挙民のほとんどが「民主主義とは多数決のこと」であり「多数決選挙のこと」である、と二重に勘違いしていることを知っていてそれを都合良く利用するためだ、としか解釈できない。その二つの勘違いを利用することで、「選挙に通ってしまえば独裁してもよい」という思い込みを形成し、支持者がそれを支持する「空気」を作りだして、反対する良識派(というか当然起こる反対)を封じ込め、本来通るはずのない法案を作成議会を通過させようとしている…それが、目下彼がせっせとやっていることではないか。そして、そういうところがヒトラーの手口と酷似していると指摘されているところであり、彼に警察権や軍事力立法権あるかないか、ということが問題なのではない。まあ、個人的には彼は、ヒトラー尻尾というより劣化矮小版のコイズミジュンイチローだと思っているけれど。


最後

以上を踏まえて、彼の言っていることはシンプル嘘だと私は考えている。嘘から発生する利益を享受する人間をなんというか。その呼称は各自に判断に任せるが、いずれにせよ、民主主義破壊者が、口先だけ民主主義を唱えながら権力の位置にあるという現状を、どのように見るか、これは呼称なんかよりも重大な問題だと考えている。

これは、彼個人が善意の人であるか悪意の人であるかという問題ではない。民主主義システムそれ自体にそもそも脆弱性があって、その脆弱性がまさに攻撃されており、ウィルスチェッカーメディア)も、そのウィルスがまさに自己の中からメディアが創りあげたスターとして)誕生したために有効に機能していない、という状況をどう見るかという問題である


以上、簡明に反論してみたつもりだが、随分長くなった。反論があれば伺う。

2011-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20111219145121

ペットのいいところは、子供と違って反抗期のようなものがあまり見受けられない点だよね。

帰って来れば尻尾振って全力でお出迎え。

2011-11-16

[][][][]キツネの選択交配

キツネの選択交配

1950年代に、ドミトリ・ベリャーエフと共同研究者は銀キツネ(Vulpes vulpes)のうち人を恐れず噛み付かない個体を何代も選択交配した。

その結果、彼らの振る舞いだけでなく、その外観が野生のキツネと異なるキツネの群をつくりだした。

10から20世代そのような選択交配したキツネは、人を恐れず、尻尾を振りなついた。

見かけも著しく変わった。毛皮の色が変わり、耳が垂れるようになり、しっぽが巻きあがるようになった。

ドミトリ・ベリャーエフ - Wikipedia



特集:野生動物 ペットへの道 2011年3月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

動物のペット化に隠されていた「人類進化のナゾ」。黄金の子供時代のもつ驚くべき可能性。: 英考塾

キツネの家畜化実験、多様性の産出、ホルモンレベルの変化 - quote stock

2011-11-10

寝ようと思って羊を数える

うまく睡魔尻尾を捕まえ、まぶたが重くなる

数えている羊の数があやふやになってくる

その瞬間、目が覚める

「ちゃんと羊数えられてないじゃん!」

そして後悔

ああ、俺のバカ

羊の数を数える方がメインじゃないのに!

眠くなると判断力が落ちるのか、どっちが重要なのかわからなくなるね

そんな午前5時

2011-10-15

http://togetter.com/li/200637

読んだ後に下記の文章読んで噴いたら負けな。コメントで「48歳児」って表現をみかけて、素晴らしいと思った。





これ、下はV速民をなじるためのどっかのコピペなんだが・・・

「あの人は、どうして好んで敵を作るのだろう?」と思ってしまうような人はどこの世界にもいるものです

しかし、本当に「敵を作ってやろう」と思っている人はいません

「好んで敵を作る」ような人は、好んで敵を作るような人に見えて、実はただ、自分の主張が明確なだけだったりするのです



普通の人とは違う主張、多くの人とは異なる主張をしていると、敵を作っているように見えてしまものです

例えば、「今の業界のこの部分はおかしい。こうするべきだ」と、業界内で主張をし続けている人がいるとします。

そんな人を見ると、「業界内に敵を作ろうとしている」と見えてしまます



しかし、その人にとっては、敵を作ろうとか味方を作ろうという次元はどうでもよくて、

業界の将来のため、未来お客様のためを思って自分の考えを主張しているに過ぎないのです



「あの人は、好んで敵を作る人だから」という理由で付き合うかどうかを決める人ほど、大した人脈力はありません。

ただ、多数派のほうに寄っていっているだけだからです

「この業界はもっと自由化するべきだ。法に守られた大手だけの協議会の専横はよくない。

 もっと価格を自由化し、お客様の選択の幅を拡げるべきだ」などと主張している人がいたとして、

「あの人は好んで業界全体に敵を作る人だよなー」と思っている人は、そういう人を目の仇にして、旧態依然派閥にすり寄ろうとします。

まり、「好んで敵を作る人」は自分なのです。「あの人は好んで敵を作る人だから」という理由をつけてマイノリティーを仮想敵国にしてしまう人なのです

あいつは好んで敵を作る人っぽいから、俺らの敵だよな」と言っているのと同じです

ところが、世の中が変わってきて世論がその人の意見に傾き、旧態依然の形式が暴露されて崩壊した時に、

「好んで敵を作る人かどうかで付き合いを決めていた人」は、立ち往生してしまます

結局、「じゃあみんながこっちの見方から」となりふり構わず尻尾を振って寝返って、

「おまえ、前は旧態側にいて反対してたじゃん」と指摘されて、居場所がなくなってしまうのです




「好んで敵を作る」ように見える人ほど、味方も多いのがほとんどです

敵を作るのではなく、主張を明確にしているだけだから、その主張に賛同する人は味方になっているのです

問題なのは、他人のことを「好んで敵を作る」ような人と判断している自分眼力です

その人の主張を見るのではなく、敵が多いかどうかを見ているに過ぎないかです


そして、本当に人脈力を持っている人や、営業の突破力を持っている人ほど、

世間から「好んで敵を作る」と思われている人ほど、たくさんの人脈を持ち成功していく可能性を秘めていて

自分が付き合っていくべき人だということを知っています

世間で「好んで敵を作る」と思われているような人ほど、その主張が正しいものであれば、注目をしていくのです

2011-10-13

いぬきもち

大きな大きな振動と、とてもとても、とてもうるさかった騒音が止んでしばらく経ちました。

はいま、窮屈な檻に閉じ込められています。頑丈そうな鉄の棒が、循々と周りを囲っているのです。立ち上がることはできますが、歩くことはできません。同じ場所でくるくる尻尾を追いかけ回ってみれば、確かに多少なりとも運動にはなるのですが、目一杯走りまわることが何よりの楽しみである私にしてみれば、少々どころか全く物足りない状況に陥ってしまっているのです

厳重に施された不自由は、身体はもちろんのこと精神をも蝕んでいくものです。鬱積し続ける不満によって、私の心身は内側から漆黒に染め上げられつつある――。

抗おうとは思うのです。けれど、行動を大きく制限された檻の中では、体制を変えたり、意味もなく回ってみたりすることがやっとなのです。それ以外には、丸まってふて寝をすることしかできません。そればかりか、少し前までは眠ることさえもが容易ではなかったのです。私が入れられた檻は、なんだかよく分からないランプがやたらめったらに点灯している円錐型の箱に囲われているのですが、この箱もまた異様なほど狭く小さくて、つまるところ私は極小の檻に捕らわれたまま、狭っ苦しい箱物に乗せられるや、いつ終わるともわからない唐突な振動と騒音とに怯えることを余儀なくされていたのです

そうなのです。本当にけたたましい振動と騒音だったのです。私がまだ人に捕まることもなく、広い森の中を、あるいは街の中を自由に歩いて回っていた頃には体感したこともなかったほどの揺れと音だったのです。身体が芯からさぶられ、鼓膜が破れてしまうのではないかと怖くなったくらいです。いまも足元が揺れているような気がしますし、耳の奥がきーんと甲高い音を立てているような錯覚を覚えています。もう過ぎ去ってしまったことなのできっと幻覚なんだろうとは思うのですが、酷いものだなあと感じないわけにはいかないのです

ため息混じりに、私はついつい考えてしまます。ただただひたすらに死を恐怖し、生きることだけに全力を注いで日々を過ごしていた私を捕らえて、温かな毛布と、安全空間を与えてくれた人間という存在は、どうしてこんな場所に私を閉じ込めたのでしょうか。人間でありながら独特の雰囲気を纏っていた彼女もまた、結局は他の人間と同様、小汚い私を忌み嫌い、時には石を投げつけたり蹴りあげたりする悪童や暴漢などの類と同じだったということなのでしょうか。

とてもとても優しくしてくれたのに。額を撫でてくれた手のひらが大きくて暖かくて、とうの昔に失くしてしまったはずの温もりを思い出しかけていたというのに。思わず寄りかかってしまいそうな、くっついて眠ってしまいたくなりそうな安らぎが、確かにあったはずだったのに。

どれもこれも私が抱いていた幻想だったというのでしょうか。ドロドロとした液状のご飯や、なぜこんなことをしなくてはならないのか全く意味のわからない厳しい訓練を終えた後、あらん限りの言葉と抱擁でもって褒め称えてくれたことの全てが、単なる演技だったと言うのでしょうか。

私を騙すために?

いいえ、そんなことはないはずです。長らく生きることだけに執着していた私にはよくわかるのです。相手の感情機微というものが。真贋を見極める眼にだけは、確固たる自信があるのです。何が危険で何が安全か。鋭利感覚を持ち合わせていなければ、私はこれまで生きてこられなかったわけなのですから

主に彼女が私に与えてくれたものども。それは今まで口に含んだこともなかったような食事であり、おおよそ誰も経験したことのなかった訓練の数々でありました。それらは、正直なところ嫌なことばかりで、何度も何度も施設から逃げ出してやろうと考えてしまうくらいでした。伏せることも座ることも許されずにじっと立ち続ける訓練では、足ががくがくとしてくるのはもちろんのこと、身動きが取れずにもどかしい思いをしなくてはならなかったし、ごわごわとした衣服を着せられたことも、またへんてこな装置の中で外側へと押しつぶされるような力に耐える訓練も受ける羽目になったのです

捕まえられた当初、私はそれらの訓練が心の底から嫌で嫌でたまりませんでした。自由に外を走り回りたかったし、物珍しそうに私を覗き込む人間たちが怖くておぞましくて我慢ならなかったのです。何度も何度も大声で威嚇しました。牙を見せ、爪を剥き出しにして、絶え間なく吠え続けることだけが、私に安らぎを与えてくれるものだと本能的に思い込んでいたのです

でも、彼女は違いました。彼女だけは、意固地なまでに獰猛な態度をみせる私に歩み寄ろうとしてくれたのです。私と同様、人間たちに捕らえられたものたちの世話を、彼女は一手に引き受けていました。人見知りな私は、彼らとの接触すら断とうとできるだけ近寄らず、檻の隅っこで丸まる毎日だったのですが、彼女はそんな私に近づき、側にしゃがみ込んで、何をするでもなくただただ優しく見守ってくれていたのでした。

その眼差しの、なんと温かなことだったか

鉄の猜疑心と鉛の恐怖心とでがちがちに固められていた私の心を、彼女眼差しゆっくりと剥がし溶かしていったのです。ある日、そっと差し出された彼女の手のひらを、私はくんくんと嗅いでみました。素敵に柔らかな匂いがしました。寒くて余所余所しい無機質な施設の中で、彼女の手のひらからミルクのような穏やかさが漏れ出していたのです

それが彼女の本性なのか、それとも作り出した仮面だったのか、依然として私には確証が持てなかったのですが、取り敢えず気を許しても大丈夫そうだと判断しました。以降私は彼女にだけ従順な態度を取るようになったのです

彼女は私の変化を大変嬉しがり、より一層私との距離を縮めようとしました。時たまその一歩が大きいことがあり、私の爪牙が彼女の手のひらを傷つけることもあったのですが、彼女の優しさは変わることなく、かえってより一層深いものへと変貌していくようでした。

この空に向こう側には何があると思う? 穏やかな声で彼女が問いかけてきたことがありました。その日はちょうど訓練も休みの日で、私は彼女に連れられて久々に施設の外へとやってきていたのでした。高台の上にある施設から少し離れたところになる平原で、私の隣に座った彼女は真っ青な大空を見上げながらそんなことを口にしたのでした。

無論、私には答えることなどできません。私の言葉彼女には伝わらないし、そもそも空の向こうなんてもの想像したこともなかったのですから。だから私は内心、何も無いよ、ずっとずうっと空があるだけだよ、と思うだけ思って、黙っていました。

そよ風草原の草花を静かに撫でていきます

宇宙には何が待っているんだろうね。髪を押さえつけながら彼女はそう呟きました。ぼんやりとした夢見るかのような口調でしたが、その眼には溢れんばかりの光と希望が満ち溢れていました。

ああ、これが人間なのだな。刹那に、見上げたていた私は心底打ちのめされてしまいました。私なんぞが思いも至らない、想像することもなかった世界を見上げて、あまつさえその場所に名前を与えて、遂には到達することさえ見据えている。外へ外へと向かうことのできる、好奇心と云う名の侵略性を持ちえている存在人間なのだなと。

がんばろうね。そう言って私に微笑んだ彼女笑顔が、脳裏に焼き付いてしまいました。訳もわからないまま吠えて尻尾を振った私は、なんとも単純で愚かで滑稽でさえあったのかもしれません。それでもあの瞬間そうすることが何よりも正しかったし、そうあるべきだと自発的に思えたのです。驚いた様子の彼女は、すぐに満面の笑みを取り戻すと、ぎゅっと私の身体を抱きしめたのでした。ぎゅっと、ぎゅうっと抱きしめてくれたのでした。

それからどれほど時間が経ったのでしょう。訓練は次第に厳しさを増していき、それにともなって私が入れられる檻も小さな物へと変化していきました。最終的にはその場で立ち上がり一回転するのが精一杯な檻になったのです。狭くて心地よくなくて私の苛々は加速度的に増していきましたが、彼女笑顔と時折見せる辛そうな表情とが頑丈な堰となって日々を乗り越えさていくことができたのでした。

私が入れられた極小の檻が狭っ苦しい箱物に搭載される直前に、私は彼女とお別れをしました。がんばってね、と彼女真剣な表情で口にし、あなたならきっと大丈夫、と抱きしめてくれました。いつもと変わらない暖かくて安らぐことのできる抱擁だったのですが、その奥底に到底隠し切ることのできない感情があることに、私は気づかないままいられませんでした。

それは青い滴のような感情でした。爛漫な彼女が、穏やかで底抜けなまでに優しいはずの彼女が、気丈なほどいつもどおりに振る舞いながら、はたはたと湖面に水を漲らせている。後もう二三滴、滴が落ちればわっと決壊してしまいそうな静かな緊張感を、貼りつけた微笑の裏に懸命に隠そうとしている。

私にはもう、与えられた役目を見事遣り遂げることしかできなくなってしまったのでした。檻の中でじっとしたまま、何日間か我慢し続ける。寝食の問題はそれほどでもないにせよ、重なりに重なる苛々に耐え続けなければならないという辛抱のいる役目を負わないわけにはいかなくなったのです

もちろん、私には我慢し続けられるだけの自信なんてありません。我慢しなければならない確固たる理由もないのですしかしながら、彼女とのお別れをしている最中に、私の運命は定まってしまったのです

私はライカクドリャフカライカなのです彼女に与えられた名前を、その時私は初めて意識したのでした。

私が入れられた檻を乗せた箱物は、依然としてたくさんのランプを点灯したまま変化がありません。宇宙への航行は順調に進んでいるようです。だから問題は私の方。じっとして我慢しなくてはならない私の方にこそ、この任務を遂行するための因子は偏っているのです

一時はとんでもなく暑くなった船の中ですが、現在は然程でもありません。むしろぐんぐんと気温は下がってきていて、肌寒い気さえします。いいえ、もしかしたらまだまだ船の中は暑いままなのかもしれません。私にはもうよく分からないのです。もうずっと同じ景色のまま、朝も夜もわからず我慢し続けているのです。食事の回数までもが朧気になってしまっては、今が何日目の航行なのかを判別する術は残されていないのです

狭い檻の中での排泄は、綺麗好きな私にとっては屈辱以外の何者でもありません。が、それさえも与えられた役割であり任務であるというのならば、私は彼女のために我慢し続けなければならないのです。もう少しだけ。もう少しだけ。我慢し辛抱し続けなければならないのです

ああ、でも、なんだか疲れてきてしまいました。行動が制限されているので、食べては寝続けることしかやることがないのです。始まりこそそんなに眠ってばかりいられるかと思っていたのですが、案外眠れるもので、近頃は眠っている時間のほうが多い気さえするのです。とにかく眠くて眠くて堪らないのです。加えて眠っていると彼女との夢を見られるので幸せです。起きていると我慢しなくてはならないのですが、寝ていれば幸せなのです。とてもとても幸せなのです――。

かしゃんと、餌箱が開く音が微睡みの中に響き渡りました。また今回もドロドロとした美味しくもない食事が始まります夢現な私の味覚はもう死んでしまっていますが、それでも食べないことには死んでしまます。死ぬわけにはいかないのです。私の任務には生き続けることも含まれているのですから

綺麗に器を舐めきって、私は再び丸まって檻の中に伏せます。次の食事の時間まで、また寝続けなければならないのです。あと何回このサイクルが繰り返されるのかはわかりません。でもとにかく続けなければならないのです。そのためには少しでも体力を温存しなくてはなりません。船内の景色を見続けるのは辛いので、眠って彼女と会うのです。会って彼女と戯れるのです。戯れたいのです

広い高原で、彼女はずっと遠くで私を呼んでいます。私はその声に向かって全力で走るのです。カシャカシャと。檻が立てる音をも気にせず、夢現のまま全力疾走し続けるのです。まだ彼女の元まで届いたことはありませんが、きっといつの日か届くはずです。その時こそ、私の役目は、任務は遂げられるはずなのですから

シャカシャ、カシャカシャ。

私は高原の中を走り続けます

シャカシャ、カシャ……カシャ……。

微笑を湛えた彼女の胸に飛び込む瞬間を今か今かと夢見ながら。

2011-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20110921130024

全部わかって乗っているなら止めないし、実際個人的には、高岡のようなパチくさいオッサンが多少世の中にいるのはむしろ面白いと思ってはいるのだけれど、運動音痴科学好きのライフハッカーが、ナイーヴコロコロ転がされているのだったら、他人事ながらちょっと心配だ。

せめてニセ科学に対するのと同じ程度の警戒心は持った方が良いんじゃないか

あるいは、それくらいの寛容さとテキトーさを、ニセ科学にも適応してやってくれないかインチキくさいものが多少あった方が世の中面白いし、高岡にコロっとやられている人をこうして眺めるように、ニセ科学にまき上げられている人たちも「アホやなぁ」と「寛大」に眺めてやったらどうだろうか。

ゆる体操とか全然知らないのだけど、ニセ科学批判クラスタにアピールするなら、

に焦点を合わせて訴えるといいと思う。

ニセ科学を「「アホやなぁ」と「寛大」に眺め」て済ますわけにはいかない理由はそこ。ホメオパシーがあれだけ叩かれたのもそこだよね。

モノは無害で国によっては医者プラセボ代わりに処方するくらいのものだけど、ホメオパシージャパンみたいなカルトまがいの組織組織拡大と組織防衛のために上のような傾向を強めていくのが問題。

ホメオパシージャパンのヤバさは、やっぱり由井寅子パーソナリティ依存するところが大きいと思うので、高岡英夫パーソナリティに注目して、今後ヤバい傾向を強めていく危険性に警戒しよう、っていうのはアリだと思う。

でも、事が起こる一歩手前の状態でどこまで言えるかってのは難しい問題で、ニセ科学とかカルト宗教とかをウォッチしてる人で、こいつはクサい、と思ってても、まだヤバいところまで行っていないか、あるいはまだ尻尾を出さない、という理由で保留にしてるネタって色々あるみたい。まあ、そういう時に増田って便利だよね、ってことで。

2011-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20110825140019

そう集団の力を借りずに個人での特定にはコスト時間がかかるんです

そしてネットに書き込んだことは削除しても誰かが保存している限り痕跡が消えません。

書き込みの痕跡を全消しする時間より本人特定までの時間の方が早いんです。集団ですから

昔は1週間くらいかかっていたのが→3日→1日→70分とどんどん短くなってきています

どうやって彼らが特定しているのかは書くと悪用する人が出てくると思うのでくわしくは書きませんが

画像に写っていた鳥を参考に周辺物の高さを推定し撮影場所を突き止めたのには舌を巻きました。

ネットで追われてる2人がTwitterIDとりなおしてネットライフやりなおしたいなら、2つだけアドバイス

できますネットサービスごとに「同じID名は使わない」「ケータイ機種変更です

ネットで個人が晒されて悪口いわれることなんてこの高度諜報化時代、日常茶飯事ですからね。

相手は「良識ある市民犯罪の容疑を調査している」という社会的正義を掲げていますから

なかなか捕まられる尻尾を出しません。


馬鹿どもに追い込みかけられないように、馬鹿な発言はしない、ネット上に個人を特定可能な情報を出さないように自衛するくらいしかない…ってこと?かぁ。

ネット実名で発言するのは「海賊危機一髪」の樽にナイフを一本ずつ差し込んでるようなものです

逆に特定技術を磨いて、嫌がらせしてくる人に直接電話すれば嫌がらせは止まります

2回ネットでの嫌がらせを撃退したことありますが、上記のような頭が回る人が嫌がらせの相手だとかなわない。

2011-08-16

まんべくん問題

まんべくん問題 ver.20110818
 ┃
 ┣許せるよ
 ┃ ┗┳事実じゃん(史実派)
 ┃  ┃ ┣外務省の公式見解です(ゲシヒテ派)
 ┃  ┃ ┣歴史学における一般理解うんぬん(訓練された左巻き派)
 ┃  ┃ ┗ネトウヨむかつく(反右巻き派)
 ┃  ┣ネタじゃん(お笑い派)
 ┃  ┃ ┗ネタマジレスかっこわるい(テンプレート派)
 ┃  ┣炎上マーケ参考になりますハックルさん派)
 ┃  ┃ ┗長万部検索数増えた(質より量派)
 ┃  ┗なんでもかんでも叩くのはよくない(出る杭叩くな派)
 ┃    ┣叩くのは日本人の悪い癖(自己反省派)
 ┃    ┣言論弾圧かよ(表現の自由派)
 ┃    ┗クレーマーに負けたらダメクレーマー撃退派)
 ┃
 ┣許せないよ
 ┃ ┗┳自虐史観は許せん(右巻き派)
 ┃  ┃ ┗ブサヨむかつく(反左巻き派)
 ┃  ┣基本的に政治発言はダメ(原則派)
 ┃  ┃ ┣やるなら個人でやれ(リベラル原則派)
 ┃  ┃ ┗キャラに発言させるのは卑劣(発言責任派)
 ┃  ┣お前、他にもやらかしてるだろ(追求断罪派)
 ┃  ┣長万部マイナスブランドイメージ派)
 ┃  ┃ ┗苦情になっても知らんぞ(穏健的恐喝派)
 ┃  ┗やりすぎだよ(諫言派)
 ┃    ┗調子に乗りすぎ(長幼之序派)
 ┃
 ┗その他
   ┗┳ギョロ目がキモい生理的に無理派)
    ┣いいぞ、もっとやれ(炎上期待派)
    ┣またtwitterか(バカッター派)
    ┣きっと炎上すると思っていました(佐藤藍子派)
    ┣丸投げ尻尾切りかよ(下請けトラウマ派)
    ┣前振り不足(二軍で調整してこい派)
    ┗弱小観光地ゆるキャラの悲哀ですね(ドヤ顔解説派)

2011-08-15

露出社会とか言ってる人の

一連の発言、読んでいて頭がクラクラする。

年収は低いけど時間に余裕があってやりたい仕事だけに没頭できて自分の得意分野の能力をのばせる」「年収は高いけど自分時間は無いし、明らかに無駄なことに時間がとられスキルもつかない」という対立軸を出している時点で、この人実は働いたことないんじゃないかと言いたくなる。

格差なんて全然問題じゃないよ」という発言も、そういうことにしたいおっさん連中に尻尾を振っているんだろうな。

2011-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20110802122504

しないテレビメディアはいっぱいあるけど

一応「しなきゃいけない」ことになってるので

尻尾を掴まれたメディアにはご愁傷様ルートが用意されている。

フジテレビ君はちょっと我を忘れすぎたんだね。

2011-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20110724172205

実に見事なブーメランですな。  

ネット上で批判を繰り広げる人をネット上で批判」、もはや自分尻尾自分で噛むようなループ構造

対面でやらなきゃ意味が生まれにくい、って誰かが言ってたから、増田ネットで批判している人達を訪ねて回るべきだと思う。

自分の主義主張を自分で体現する気があるならば。


> 最近ネット上の文章って批判と見え見えのポジショントークばっかり


まぁ、増田がどんな「ネット」を重点的にご覧になっているのかがよく分かる一文だ。

自覚された上で書いているかどうかは知らないが、このようにうすっぺらいエントリ一つで「ネット」上のたくさんの人が「そうか、俺の行いは間違っていた。もうネット上で批判はしないぞう!」とカイシンするなどという事はありえない。

ということで、このエントリは全くコストに見合っていないし、だからといってストレス解消にもならない。

まり増田の批判対象そのもの


そもそも対面での議論とネット上での議論を同じ土俵に載せて比べている事自体がナンセンス

口頭試問と筆記試験を同性質と考えるくらいナンセンス

この次元の低さは、増田の考える「議論」「批判」がせいぜい節度理論もない罵り合いでしかない事を想像させる。


最後増田一言

社会に対する不満だって、自身の境遇の変化によって意外にどうでもよくなるかもよ?

2011-07-10

http://anond.hatelabo.jp/20110710165425

http://hamusoku.com/archives/5245564.html

最近のだとこれだけど

受け手アレルギー反応を招いてしまうことに関する問題意識」がほとんど感じられないのが気になる

まあつまり、ああいう主張のプレゼンテーションスタイルって、不必要にネトウヨ的なんだよ

っていうようなものか?これが。

2chから2名ほど「チョン」とか書いてる奴が居るけど

基本的に事態をまとめて問題視してるだけじゃん。




だいたいさあ

元増田が言ってる「韓国擁護の人々」って要するにはてな特産のいつもの皆さんでしょ。

あの人達は「韓国が批判されてる」こと自体が気に入らないんだから

韓国批判者の言葉使いがどうこう」っていうのは言い訳に過ぎないと思うけども。




仮に一旦言葉遣いの問題だとして、

あの人達が気に入るような言葉遣いをって言ったら

「恐れ多くも韓国の皆様に置かれましては…」みたいな言い回しなっちゃうだろう。




あと君自身も中立を装いながら尻尾出してるように

韓国を批判してる」=「ネトウヨ

なわけだよ。

話をきちんと読む前から




この種の人達の気に入るように韓国を批判するのだけは無理だよ。

世間向けというのはありえても。

2011-07-07

散歩の途中だった。

道路で猫が死んでいた。車に轢かれたのだと思う。外傷は然程なく、出血も耳鼻から微々たる紅が垂れている程度なのに。寝ているようにさえ見えるのに死んでしまっていた。

形ある小さな純白の遺骸。見下ろしていたら、少しだけ視界がぼやけた。夏は真っ盛りで、気温も天井を打つ午後二時の四辻には、蝉の鳴き声と幻覚のように立ち昇る陽炎とだけが密集している。

密集。

ジリジリと照りつける日差し帽子越しに感じながら、私は猫を見下ろし、ぼんやりと立ち尽くして、いまこの四辻に密集しているものごとについて思いを巡らした。

遠くの幹線道路を、車はどんどん走っている。

ふと、この猫は一体いつ死んだのだろうかと考えた。ここは閑静な住宅地のど真ん中なのだ。この時間帯で近くを走る車は皆無に等しいし、この猫にしたって炎天下の中を歩き続けることは避けていたに違いない。昨日の夜から明け方にかけて轢かれたと考えるのが妥当だった。妥当だったが、どうにも腑に落ちない。

猫の遺骸があまりにもきちんと横たわりすぎているのである。蠅がたかっていない。烏に啄かれてもいない。そもそも遅くとも明け方には死んでいなければならない骸なのだ。とっくの昔に近隣住人に発見されているだろうし、ともすれば保健所に連絡が入っているはずで、いくら他の雑務に駆られているからと言ってこの時間まで放置されているのは不自然な気がした。

万が一保健所の職員が来られなかったとしても、この時間になるまで四辻の真ん中で横たわっている状態はおかしい。近隣住人の嫌悪感が理由になるのだとしても、その心理が私には理解出来ない。

しゃがみ込み、そっと力を亡くした四肢を動かしてみる。蟻さえも近づかなかった猫の死骸は剥製と見紛うばかりに美しく、ともすればふとした拍子に生き返ってしまうのではないかと思わせる躍動に満ちていた。あるいはただ単に気絶しているだけなのかもしれない。急いで病院に駆け込めば、一命を取り戻すことだってあるのかもしれない。

けれども私は、その骸を両腕に抱いた瞬間にわかってしまった。確実にいまこの瞬間に白描は死んでいる。死んでしまっている。不気味なほど力のない、弛緩しきった骸の冷たさが肌に滲むかのようだった。

いま腕の中にあるもの、それは猫の形をした何かだった。限りなく猫に近いくせに、決定的に猫ではない塊だった。

蝉の音がシャワーのように降り注ぎ、容赦のない太陽と立ち昇る陽炎とが私を燻すように熱している。

白い猫の綺麗な遺骸を抱きながら、ぼんやりと重たいなと思い始めていた。三キロ? それとも五キロ? いやいや七キロ以上はあるまい。とは言え、市販のダンベル一つで十分足りてしまう重さだった。ダンベル、たったの一つ分。

この白猫はどうして死んでしまったのだろう。立ち尽くしたまま考えるでもなく考えてみた。骨格に酷い損傷は見られない、外傷もそんなに目立つものはないのに、どうしてよくできた縫いぐるみみたいになってしまってるのだろう。

きっと打ちどころが悪かったんだよ。誰かが答えた。仕方がなかったんだ、運が悪くてね。そういうこともあるものなんだよ。

そうなのだろうか。そういうこともあるのだろうか。そういうことがあってもいいのだろうか。じっと猫を見つめながらじくじくと問い続けた。責め続けたのだった。

まりにも理不尽に過ぎるような気がしたので。

突如としてその言葉が私の周りをひしめき合うように囲い始めた。空から降ってくるものもあれば、地面から生えてくるものもあり、霧が晴れるかのように現れたり、気がつけばいつの間にかそこにあったものなど様々だった。大理石のようなもの、切り出した木くずが組み合わさったもの、丹念に砂で固められてもの、雲のように輪郭線がはっきりしないものなど素材までもが多岐に渡っていた。

夏の炎天下。人気のない四辻で白描の遺骸を抱いた私は理不尽という言葉に囲われている。どうしてなのだろう。答えは出ない。どうしてなのだろう。絶対にわからない。

もぞりと、腕の中で猫が身動きをした。見ればぐるりぐるりと丸まっていく最中で、手足は屈められ尻尾が穏やかに首に巻きつき、背骨が曲がりに曲がり、遂には丸々とした真っ白な毛玉になってしまった。

風など吹いているはずもないのに、そよそよと白い毛並みは私の肌を撫でていく。心地良い。思った途端にふわりと浮かんで、毛玉は空へと昇っていった。ぐんぐんぐんぐん青空に呑み込まれていって、二度とは戻らなかった。

呆然としたまま空を仰いでいた私は、ふと我に帰り視線を正面に向ける。ひしめくように周囲を囲っていた言葉たちは知らない間に消えてしまっていた。

四辻に残されたのは私一人だけ。

ジリジリと照りつける日差し帽子越しにも熱く感じられる。蝉は変わらず鳴き続けていて、遠く幹線道路を走る車の音と、途切れ途切れに聞こえる風鈴音色とが細かく耳朶に届いている。

今日、猫が死んでいるのを見つけた。外傷は然程なく、出血も耳鼻から微々たる紅が垂れている程度だったのに、猫は確かに死んでいた。

きっと、それだけのこと。

私は再び散歩をし始める。

2011-06-20

http://anond.hatelabo.jp/20110620035523

あれ?あんたはダムどうこうって言い出した奴と同一人物か?妙にものわかりがいいじゃないか

しっかし、自分で極論振っておいて、相手が極論で返すと、まぁ嬉しそうに尻尾振って話し出すなw

いや、何を極論と呼んでるのか知らないが、俺はこのツリーには2つ上の「はっきりと反原発派の本音を白状してくれてありがとう」の記事しか書いてないよ。

これを「建設的に」見直すとしたら、人事も含め危機管理体制の刷新だ。

技術なんて関係ない話なんだよ。

いまさら「技術による安全神話(笑)」なんて言い出さないだろ?

安全神話」なんてのはマスコミ愚民大衆がどこからか後付けで作り上げた実態のないものだが(俺自身、「神話」的に安全だなんて思ったことも、そんな風に信じてる奴を見たことも一度もないぜ?)、それはともかく後の部分は全くその通りだな。

実際福島は、とんでもなく低レベルミスで起こった人災だ。

解決するまでは、再起動なんて認めたくは無いね

逆に言えば、人や組織としてそこを解決可能であれば、福島第二だって動かしていいと思ってるよ。

非常に実用的な視点だね。そこには全面同意だし、そこまでわかってるならこちらから何も言うことはないよ。

技術がどうこうと言ったのは、もっと低レベルな、あなた言うところの「極論言ってる一部の馬鹿」(一部とはとても思えないが)向けの話だからあなたはそれより一段階上の話をしている。

ダムだの何だのと比較するとキレる奴ってのは、原発批判じゃなくて原発ヘイトをしてるからね。「事故が絶対起こらず放射性廃棄物の問題がない原発」ができたって原発潰せっていうに決まってるよ。というのは、原発に「ケガレ」を見出していて、他のものは清潔で無害だと無邪気にも思いこんでいるからだ。あるいは、原発関係者ってのはショッカーみたいな悪い連中で、金のために人類を滅ぼそうとしているとか思っている。

まずはその思いこみを脱してもらう必要がある。だからこそああやって挑発的なことを書いているわけだ。

あなたは「はじめに反原発ありき」でこれでもかこれでもかとコピペ並にdisを繰り出してくるようなレベルではなく、「何が悪いか」と具体的な問題点を指摘して、きちんと判断の境界線を引くという、まさにフェアで「建設的」な議論ができるわけで、そもそもこんな増田disり合いに出てくるのが「手合い違い」なんじゃないかな?

http://anond.hatelabo.jp/20110619223423

しっかし、自分で極論振っておいて、相手が極論で返すと、まぁ嬉しそうに尻尾振って話し出すなw

建設的な方向

建設的ねぇ。

推進にしろ反対にしろ、極論言ってるのは一部の馬鹿だけだろうにな。


それと、今回試されたのは、施設の安全性やら、放射性物質取り扱いの技術やらじゃないんだぜ。

今回試されたのは、「規定外の有事に際してどういうリスク管理が為されるか」だった。

規定外は「津波」だの「地震」だのじゃない。

その原因がどうあれ、コントロールを失った施設へどう対応するかの話だ。

結果はごらんの有様。

これを「建設的に」見直すとしたら、人事も含め危機管理体制の刷新だ。

技術なんて関係ない話なんだよ。

いまさら「技術による安全神話(笑)」なんて言い出さないだろ?


原発再起動するなら、今後この様な形で有事が発生した際どうするか、国際社会も納得する指針を発表すべきだ。

それは「事故を起こさない対策」じゃない。

事故が起こったとき、何を優先し、どう行動し収束させるのか」そういう話だ。

技術向上による安全の確保」なんぞ、やって当たり前の話だが、今必要とされてるのは、そんな次元の話じゃない。

実際福島は、とんでもなく低レベルミスで起こった人災だ。

解決するまでは、再起動なんて認めたくは無いね

逆に言えば、人や組織としてそこを解決可能であれば、福島第二だって動かしていいと思ってるよ。

もちろん、その保険に見合った金額を支払うことになるだろうが、元来原発は安すぎた。

2011-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20110615180052

どうみても24時間増田に張り付いてサヨク叩きを監視してる有名人増田尻尾を出したんだろうに

2011-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20110611134227

ニート無駄強気に出る。







関心ごとは、地方の衰退(笑)原発原発マネー(笑)








謎が多いが、ニートとしては、首をつっこむことで何かが満たされるのだろう。笑




http://anond.hatelabo.jp/20110615181433

どうみても24時間増田に張り付いてサヨク叩きを監視してる有名人増田尻尾を出したんだろうに

どうして24時間監視されていると気がつくのでしょうw

さらに24時間書き込み可能な雇用形態(笑)にも注意が必要です

ええ、なんだか自ら暴露しているようで楽しい池沼さん。

2011-04-01

http://anond.hatelabo.jp/20110401015344

第一期氷河期世代尻尾のものだが

ぶっちゃけあなたがたの世代は高給よりも自由の多さ(時間的にも精神的にも)で職場選んだ方がよいと思う

前者を求めると本当に大変だが後者は結構あるかもしれないよ

- 転職ならen
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