2008-05-06

私が死んだら、その辺に投げ捨てておくれ。ディオゲネス (犬儒学派)

ディオゲネス (犬儒学派)

紀元前336年、アレクサンドロス大王コリントス将軍として訪れたとき、ディオゲネス挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行った。

ディオゲネスは体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。大勢の供を連れたアレクサンドロス大王挨拶をして、何か希望はないかと聞くと、

「あなたにそこに立たれると日陰になるからどいてください」とだけ言った。

帰途、大王は「私がもしアレクサンドロスでなかったらディオゲネスになりたい」と言った。

死が迫ってきたとき、「私が死んだら、その辺に投げ捨てておくれ」と言った。一説には「河に投げ込んでおくれ」と言った。

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