はてなキーワード: 腐男子とは
個人の性的志向も、自閉症と同じでスペクトラム(連続体)的なもので、分類・定義とかに余り意味がないと思うんだよね。
だから、まあどこかにかっちりアイデンティファイしたくなる気持ちも分かるけど、「腐男子」くらいの緩い・得体の知れない定義に留めておくのもいいんじゃないかと思う。
先日「腐女子をめぐる状況」をまとめてみた。
「お前の主観ばかり書くな」と怒られたら泣こうと思っていたら、反応自体が薄かったので安心した。
読まれるか分からないけど、ブコメに幾つか返しておく。
mkd5 mkd5 オタク ヒロインに対して「頬を染めた」のでもアウトなのかなあ/最近流行りの「おとこの娘」もホモ死ねって言われてるんだろうか 2009/03/18
やっぱり男だったから「キモイ」となった気がする…、どうかな。
「おとこの娘」近辺はよく知らないけど、女性オタ向け動画の中で「ショタ系」は男性からの視線が甘い印象。
明らかに女性オタが女性向けに作ったもの(やおい・BL的な意味ではなく。ややこしい)にも、男性からの好意的なコメントが結構ついているのを見かけた。
女性による男性なりきりコメントの可能性はあるが、少なくとも今や男性オタによるショタ消費はやおい・BL消費に比べれば割と「アリ」な感じじゃない?
男性のBL消費が今後、もし広まることがあるとしたらショタ系が鍵かも。
natukusa natukusa 最後のコメントは「腐文化の知識はあるが嫌悪している男性」からのものである可能性があるよーな/同性もしくは同類からのものだと判断した根拠が欲しい 2009/03/18
申し訳ない、ちょっとよく意味が取れない。
特別「同性もしくは同類から」と限定したつもりはなかったよ。
(そういうふうにとれる文章を書いてたら重ねて申し訳ない)
というか男でも女でもどの立場の誰があのコメントしてようと、言いたい事は変わらなくて「頬を染めた男性キャラ単体の画像」に反応するなら、それは「BL表現がキモイ」「腐文化がキモイ」ではなくて、女オタクの欲望そのものへの嫌悪なのかなと。
「男も見てるアニメのキャラを、勝手に一部の女共が自分らのモノみたいに扱うのキモイ」
「男を可愛いvとかいってキャーキャー騒ぐ女を思い浮かべるとキモイ」
っていう感覚を持って批判してるんではないかと感じたと言いたかった。
nodada nodada 腐男子ってわりと堂々としている気がする(イメージ。根拠無し)<www でもクィア(ゲイバイ等)としてバレるリスクも考えると個人差大きいかも。腐抑圧への批評は未だに弱弱しいと思う。 2009/03/19
腐男子には腐女子とは違う抑圧があるだろうなーとはぼんやり思っている。
関係ないけど男女区別しないやおい・BL愛好者の呼称ってないのかな。
「腐抑圧への批評」…私みたいなバカにも読めつつガツンとしたのが読みたいなー。
前エントリをまとめたのも「腐女子がおかれてる状況って変じゃね?」と自分が感じたからで。
ただ感じてることが上手く言葉にならないので「とりあえずまとめてみた、という感じ」にしかならなかったな。
自分の中にもある「差別の構造」をちょっとでも自覚して変えていけたらと思ったんだけど、その先が出てこない。
圧倒的な腐女子の絶望の前に、安直な事が言えないという気もするしな…
ちなみに私の立場は「男女カプ派」とでも分類されるであろう女オタ。
今でこそやおい・BLに特別不快感を持つ事もないが、昔はかなりやおいに苦手意識があった。
私の当時いたジャンルは殆どがやおい派で、男女ものやってる人はほんとにほんとにほんとに少なかった。
やおいに萌えられない自分に後ろめたさっていうか、取り残されてるというか、輪に入れない感がすごくあった。
「男女カップリングの方が、原作に準じてて正統派なはず(?)なのに、何で腐女子たちの方が多数派でえらそう(?)なんだ!ウゼェ!」とか、自分だって妄想全開で似たようなもんなくせにね、思ってたよ。
「私の好きな男性キャラを勝手に汚された!」とかも、多分思った事があった(若かったんですよ…)。
今はそうは思わない。
変化の理由を説明するのにも時間がかかるから、書かないけど。
もし誰か腐女子が一人でも「腐は叩かれても仕方ない」と感じてるとしたら、それはちがうよーと言いたい。
そんな内面化では自分と自分の好きなものを守れないよ、何か違う方法を探そうよーと言いたい。
隠れるのも方法だけど、それは方法の一つに過ぎないし、それに捕われ過ぎなくてもいい筈よーと言いたい。
「やおいなんかキモイ!」って思ってた事を、偏見だったな〜って思い直す人もいるよって言いたい。
でもなんか、そういうのも腐サイドからしたら基本的にいい迷惑っていうか、「何にも分かってねーくせに」「こっち側の人間になりきれねーなら黙ってろ」と思われそうな感じもあって、だから決して「腐女子のため」に前エントリをまとめたわけでも何でもなく、単に自分のもやもやを「なんか変だ」を表現したいだけだったんだがまとまらんので寝るわー。
腐女子を嫌ってるのは男の人だけじゃないだろう。
腐女子の被害にあった女の人も居るんですよ。
腐女子が自分たちの輪の中で人を平気で傷つけてたり、外で好き放題した
一部のバカ腐女子の行動の結果じゃないのか。
それを男の人に放っといて、って…スイーツ脳(笑)すぎます。
腐男子だって居るんだし、一方聞いて沙汰して。
自分たちがいかに迷惑を人に振りまいたか、という目線には一生なれないということですか?
被害者ぶらないで欲しい。アテクシ可哀想をいつまでも繰り返して
女ってイヤだね。
男女平等って言いつつ、いざとなったら女ぶって男を叩くんですから。
「男社会」だからって言い分は情けないにもほどがあります。
恥を知ってくださいw
ぶっちゃけあまり腐業界に詳しくないので、ツッコミどころ多いと思う。
B2+同性愛嫌悪(「キモイ同性愛」妄想してる私達腐ってる!やめられない禁断の蜜!)
→「腐女子とは叩かれるもの」「一般人は腐をキモイと思うのが当然」「不快にさせないようこちらが気遣うのがマナー」→内面化完成
→外部からの「腐女子」というレッテルに対する「連帯責任」意識
やおい・BLを嗜好するという共通点しかなく内部はバラバラだが、外から見れば同じ。
助け合うことができず、責任のなすり付け合い(あのジャンルは厨ばっかり、今はあの界隈が目立ってていい迷惑、みたいなやつ)や「お前ら、分かってんだろーな」という牽制が強まる
(おそらく非腐である女オタクが腐女子を嫌っている?のは同じような流れか)
→更に深く潜る層と、オープンな層に分かれていく?
ニコ動のアニメ系動画に、本編の1シーンを加工して男性キャラの「頬を染めた」ものがあった。
そこに「キモいサムネイル見せんな!検索にかからないようにするか無難なサムネイルにするくらいの配慮をしろ!」という批判(というか…もう少し乱暴な感じだったが)を多数見かけたことがある。
内容は特別萌え動画でもないネタ動画だったようだけど、BLでもないものにそこまでの反応をするっていうのは「男性に向けられる欲望そのものが気持ち悪い」のかと思ったんだが、よくわからない。
それを言ったら腐女子の中にも腐男子がいるかもしれないわけなんだけども。
というかそういうのを含めてわざわざ「生物学的な男に限らない」と書いておいたんだけどね…。
どうでもいいけど、一部の女の例を出して、相殺して、最終的に「やっぱり男は関係なくて、女同士が勝手に争ってるんだ」という図に持って行きたがる癖やめたほうがいいと思う。
「不当なルールを守る義理はないので「ルールなんだから当然」は全然当然じゃないだろう、当然。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない」をみて脊髄反射的にエントリ。
「私服の何がいけないのでしょうか」ってことですけど、まず、中学生ですよね。お洋服って、ユニクロで買ってもTシャツ一枚1000円前後しますし、セレクトショップにいった日には、ちょーーーーー安いところで4000円以上、普通の裏原系でも8000円くらいからスタートで質によって値段は色々、私がいつも行っている代官山の店だと13,650円~はします。
まあ、別にカリスマバイヤーがコーディネートしなくても、クオリティにこだわらなくとも、私服調達には最低1000~2000円はかかるということです。
そして、お洋服って、次々と流行が変わってきますから、放置しておくと、いわゆる「増田でファッション講義を受ける人」になります。それを放置しないためには、3ヵ月に1度は、頑張った私へのご褒美が必要になりますよね。中学生だと、義務教育の期間は普通、アルバイトとかできないじゃないですか。なのに、服を買うと、定期的にお金が出ていく訳です。
で、ですけど。そのお金はどこから出てくるのかっていう話です。
「カツアゲ」は言語道断ですし、カツアゲをしてなければ親からですよね?いずれにしても、中学の段階で、嗜好品に恒常的にお金を費やす行為に慣れていくのは、感心しない感じです。
ちなみにALL ABOUTをみると、中学生のおこづかいの相場は以下のとおりでした。
<中学生>
・最も多く回答された金額2,000円
・平均額2,738円
・最も多い回答の金額帯1,000-2,000円(27.7%)
・次に多い回答の金額帯2,000-3,000円(24.1%)
最も多い回答の金額帯が1000-2000円なわけですから、Tシャツ代1000-2000円だと、下手するとそれだけで1か月のお小遣い使いきっちゃうってことで・・・。下着代はこづかいとは別にもらっている子が多いかもしれないとも思いますが、Tシャツ代親があげちゃうかなぁ。あげちゃうとしたら、親も困った親ですよねぇ・・・。
そういう訳で、私個人の考えとしては、中学生の段階で、自分でお金を稼ぐ能力もないのに、お洋服のような嗜好品にお金をかけることを覚えるのはイクナイと思います。自分でお金稼げるようになってからしろっていうことです。そういう意味では、ニコニコ動画プレミアム会員も同様です。
固い話をすれば、そういうものに対してホイホイお金を与える親はわが国の戦後民主主義の弊害の最たるものと思うし、そうじゃなくて、こっそり自分でお金を調達しているとすれば、おおかたは、善からぬことにかかわらざるを得ないことになるのではないでしょうか。
あ、あと、教育的根拠はよくわかりませんが、思春期や中二病のときのようなホルモンバランスが崩れがちなときに、奇抜なファッションをさせると、心が乱れたり、社会のいち歯車としての自覚が根付かないとか根付くとかいう話もありますね。まあ、心への影響はいかほどかよくわかりませんが、受験の際の内申書には、なんだかとてもよくない感じはしますね・・・。
派遣村で聞こえてきた声と、「まじめで善良でまともな我等」が席巻する此処。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない
http://d.hatena.ne.jp/nodada/20090107/p1
こんなエントリに代表されるように、
はてサの人たちは、
職探しの努力をしなくたっていいじゃないか。
それでも救われるべきなんだと言う。
それはそれで、ひとつの考え方としてありなんだろうと俺は思う。
ただ、多くのブックマークを集めたエントリの中にはこんなのもあるわけ。
タイトル通りなわけだが。先日、とあるコンサルの個人面接で珍しい質問をされた。
「じゃあ、最近"俺ってスゲー"と思ったことは?」
思いつかず焦った僕は、最近まとめた去年の読書冊数を伝えた。質問に答えた瞬間社員さんの反応が「微妙」であることを悟り、しかるのち軽薄な自分を恥じた。
全然すごくねーよアホ。
ねぇ、なんでこういう主張を、はてサの人は無視するわけ?
いつもどおり言えばいいじゃん。
「別に努力しなくていいよ、努力しなくても救われるべきなんだ」って。
十分すごいよ、一年間で74冊だぜ?
宿賃もないくせに酒やたばこに興じる
努力をしても、「努力のベクトルが違う」だとか「結果が大事だ」
こういう言説には猛然と批判しないと駄目だろ。
はてサが仕事のできない人間(たとえそれが団塊でもバブルでもゆとりでも)
同じような手厚い擁護論を唱えないのは
俺にとってはてサの主張は欺瞞にしか見えない。
ゲイにとっていい時代になってきたなあ。ネットさまさま、ニコニコさまさまですよ。
「ゲイというものが存在すること」への認知がこんなに広まるなんて思わなかった。カジュアルになるなんておもわなかった。俺の観測範囲では、10年前はゲイであることが反社会的だったし、ネットワークが超絶限られていて全くコミュニケーションがなりたたなかった。その理由の一つとして「認知されていなかった」のがあるとおもう。オタクやJUNE好き(腐女子とは書かぬ)が認知されていなくて、特殊なやつらとカテゴライズされて日陰を歩んできたように、ゲイはさらに認知されていなかった。一般世間とは別物だった。
俺は地方にすんでいたので、本当に情報が限られていた。ネットもなければ書店にゲイ雑誌もないしね。二丁目のようなコミュニティも(目の届くところに)ない。だからコミュニケーションできる相手もいない。ひたすら偏った情報が、ちらちらとテレビや一般紙から届くだけ。そこからくる情報は「ゲイはエイズもちの病気野郎みたいなもんですよ」というふうにしか聞こえなかった。
インターネットはそんな俺に世界を与えてくれた。仲間がいる。話しがなりたつ。悩みをきいてもらえる。雑誌の存在もしる。
なんてすてき!
オタクならわかる、んじゃないかな、話し相手がいる幸せを! 一人じゃなかったという喜びを!
まあ、ここまでならありがちで共感も得やすい話なんだ。ネットで個人がつながったおかげでできたはなしだ。
TV発の秋葉原ブームでオタクがカジュアルになったり、腐女子という言葉が出来てJUNE好き/BL好きが認知されたじゃないですか。
「本来の姿」からは大きく外れて、にわかが増殖して、元々オタクやJUNE好きをやってきたひとはいい迷惑を被っていたりするとおもうんだけど、それでもこれまでの完全な日陰よりは俺は幸せだとおもうのだ。社会に認知され、居場所ができたというのは、長期的にはよいほうに向かう兆しだとおもうんだ。それが軽い嘲笑混じりだとしても、犯罪者扱いや存在しなかったことにされていたのに比べれば、とくに思春期の人にとって、生きるよすがになるとおもうのだ。
ふたば、2chと経てニコニコで阿部さんやパンツレスリングが定番ネタとなっているのは、「世の中にはゲイってのが存在してるんだよ」と認知が広がる意味で、とてもうれしい。だってこれまでTVに出てきた同性愛者は、オカマばっかりだったんだもん。ゲイ=オカマだとされてきたんだもの。実際には女性的な口調や女装子よりも、そうでないタイプのほうが遙かに多いのに。そしてTVは性愛にまつわる話しはタブーだったんだよ。性的指向として男性に魅力を感じても病気じゃないですよなんて話しは、ニュースバリューがないからほとんどでてこないんだもの。
最近はじまったユーザー生放送は「ゲイです」「腐男子です」「ちょいバイかもw」という放送が複数あって、楽しい。キワモノでなく、腐女子と同じ程度には居場所があるものとして存在しているのが、嬉しい。もちろん女装子にも、居場所ができてたりする。
ホームページや、ブログや、SNSは個人をつなげてくれたけれど、それはマイノリティが身を寄せ合うだけだった。
ニコニコはエンターテイメントを軸に、マジョリティにたいしてPRできた感がある。
あなたには仲間がいますよ。確かに少数派ですが、異常者ではないですよ。マイノリティとしてコミュニティに認知されていて、コミュニティに居場所がありますよ。
嬉しい。
腐女子とか女オタとか、思うんだけども、オタクはそもそも男女別に分けるんじゃなくて、
「単体派」「関係性派」とかにわけたほうがいいと思う。
「単体派」に属するのは、いわゆる男性向けエロ同人を買うような男オタ・女オタ、別にエロじゃなくても単体に萌えている派跋がここ。ギャルゲー・エロゲー・ドリーム小説派などもおそらくここ。
「関係性派」に属するのは、腐女子、腐男子、百合オタ、ノマカプ好きなど。
関係性派は、自分がどうこうするとかいうのは一切考えない、ある特定の二人(ないしはそれ以上)のキャラクターをくっつけることに精を出す人達。自分はあくまで「見てるだけ」で、そのキャラにかかわろうとは考えない。(自己投影などはひとまず置いておく)
単体派は、「○○は俺の嫁」とか「ちゅっちゅしたいよぉー」「飛影はそんなこといわない」とか割りと自分がどうこうしたい、その○○というキャラクターがとにかく好きである、という人達。
これはおおざっぱな分類であって勿論他にも世界観萌え、無機質モノ萌えなどあるのだが……オタの主流を占めているのは人間型のキャラクターに対する愛情であるように思うのでひとまずこう分類する。