はてなキーワード: 農業振興とは
夫婦ともに農業を営んでいる。先日、夫と一緒に都内のある役場を訪問することがあった。
農業振興をしている部署に用事があった。補助金のことである。担当者の方が忙しくても大丈夫なように、夫が予めアポを取っていた。「年度末で忙しいとは言っていたが、大丈夫だろう」って言ってた。
当日に市役所に行ったところ、農業の助成金のことでお話を聞いてくれるはずの若い職員の人が、ご老人のお客さんの相手をしていた。しかも、終わる様子が全然ない。時間ばかりが過ぎていった。
ほかの職員の方に聞いて、予めあの彼と約束をしている旨を伝えたところ、「どうにもなりません」ということだった。夫が納得いかずに食い下がったけど、「ここは民間企業とは違う。アポなしでも市民の人との接遇が始めると離れられない」「あのお客さんは農業委員なので……」「どうかお待ちください」と納得いかない答えだった。
30分以上待って、ご老人は帰った。ようやく私たちの番が来たんだけど、その職員の人は謝りもしなかった。こちらはあれだけ待ったというのに。「電話でも申しあげましたが、年度末は本当に忙しくて」と言い訳をしていた。
私も若い頃は、民間企業で働いていた。普通こういう場合は、あの彼と誰かほかの職員が交代するのが基本かなと思う。夫は許していたけど、私はいまだに納得がいかない。この気持ちをどのように整理すればいいのだろう……。
安倍政権の自民党における最大の転換点は、経済政策ではなくて、農家票を捨ててネトウヨ票に鞍替えしたことではないだろうか。
自民党の農政はもともと農業振興ではなくて、その場限りの農家票獲得を目的としたものだが、これが自民党のスポンサーである経団連の方針とぶつかっていた訳だ。そして自民党が実際には農業振興をしていない結果として農家の数は漸減傾向にあった。いつまでも農家票に頼れないことは明白なのである。
どこかで、今後も増加することが見込める票を確保しなければならない。それがネトウヨ票であった。ネトウヨは農家とは逆に今後の増加は確実に見込める。
次世代や維新というネトウヨ票を分け合うライバルはいるものの、大した勢力ではなくいつ潰れてもおかしくない。
そこで農家票を捨ててネトウヨ票を狙ったのが安倍政権。これは自民党による日本の永久支配を語る上で重要なターニングポイントであろう。