はてなキーワード: 奈良騒音傷害事件とは
youtubeを見ていたら騒音おばさんの動画が流れてきた。(騒音おばさんを知らない人はウィキペディアで奈良騒音傷害事件を検索してほしい)。事件の加害者である女性は「引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!しばくぞ!」という歌詞をリズミカルに歌い上げその音楽センスが注目された人物だが、当時はその映像ばかりが注目されこの女性の言い分は一切報道されなかった。今なら報道のあり方に疑問を抱き加害者の言い分も聞くべきだと考える人もいるだろうが当時の日本でそのような考えを持つ人は皆無であった。私もその一人でありメディアにより繰り返し流される映像をみて女性を悪人だと決めつけていた。当時と比べればメディアの影響力は低くなったが今でもこのような偏った報道が行われていることは変わりない。最近ではカルロス・ゴーン氏に対する報道が当てはまるだろう。発信される情報を無批判に受け入れるのではなくその妥当性を考える習慣をつけたい。
騒音おばさん事件の被害者側に落ち度があったとか創価だったとかは信じてないんだけど、加害者側を過剰に悪く言うデマが出回っているようだ。
上のニコ百記事では加害者の家族が病気だったのはデマだと書かれているのだが、病気だったのは多分事実だ。ウィキペディアの奈良騒音傷害事件の参考文献に上げられている(四本倫子「奈良発 逮捕された「騒音女」の報道されない悲しい「過去」」、『週刊朝日』2005年4月29日)を確認してみたのだが、被害者本人の証言として「加害者の夫と息子は入院中で娘2人は5年前に死亡、娘のお見舞いにも行った」と書いてある。
ニコ百記事が証拠として載せている裁判記録のpdfをよく読むと、騒音おばさん事件とは住所(奈良市→平群町)も期間(平成14年6月ころから平成15年12月3日ころまで→14年11月から17年4月)も手段(ラジオと目覚まし時計→CDラジカセからアップテンポの曲)も求刑(2年→3年)もなにもかも違う。