youtubeを見ていたら騒音おばさんの動画が流れてきた。(騒音おばさんを知らない人はウィキペディアで奈良騒音傷害事件を検索してほしい)。事件の加害者である女性は「引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!しばくぞ!」という歌詞をリズミカルに歌い上げその音楽センスが注目された人物だが、当時はその映像ばかりが注目されこの女性の言い分は一切報道されなかった。今なら報道のあり方に疑問を抱き加害者の言い分も聞くべきだと考える人もいるだろうが当時の日本でそのような考えを持つ人は皆無であった。私もその一人でありメディアにより繰り返し流される映像をみて女性を悪人だと決めつけていた。当時と比べればメディアの影響力は低くなったが今でもこのような偏った報道が行われていることは変わりない。最近ではカルロス・ゴーン氏に対する報道が当てはまるだろう。発信される情報を無批判に受け入れるのではなくその妥当性を考える習慣をつけたい。