2024-09-15

音大ヴァイオリン卒でそれはないだろって話

ネットで見かけた、「自称音大ヴァイオリン卒という人が言ってた話ではあるんだけど。

彼曰く

チャールダーシュ自由度が高く奏者がいくらでもアレンジできる曲で、実際余興として弾かれるケースが圧倒的に多い時点で本格的なクラシックじゃないので、それを以て奏者のクラシック演奏能力は測れない」

だそうだ。

いや、チャールダーシュロマ音楽リスペクトした作品であって、それはそれでどう弾くかは入念な考察必要なわけで、自由度が高いなんて解釈は雑もいいところ。

だいたい、それだったらジャンルを同じくするスペイン交響曲チゴイネルワイゼンだって、本格的なクラシックじゃないという話になるんじゃねーの?

と思ったら、その2つは難易度的な観点(チャールダーシュのほうが遥かに簡単かつ、上の2曲は音大受験レベルの難しさ)から、本格的クラシックなんだそうな。意味わかんねー。

とはいえ現実には、プロほどチャールダーシュを悪い意味で余興的なスタンスで弾くことが非常に多くて、そうやって弾かれたチャールダーシュは、残念ながらどれもこれもセンス的に微妙過ぎたり。

まあでも「それを以て奏者のクラシック演奏能力は測れない」んだったら、好き勝手に弾いていいってことなんでしょうね、どうにもがっかりですわ。

音大しかヴァイオリンとなると、それこそ音大入るまでに比喩でも誇張でもなく、文字通り「百万回さらってきた」人たち。

その時点で誰もがその場所に立てるものじゃないどころか、それを生き抜いてきただけでとんでもなく凄いと思う。

からあんまりそういう立ち位置の人をdisることはしたくないんだけど…それにしたってあまりレベルが低すぎないか???

アレか?音大クラシックを本格的かそうじゃないかを、曲の難易度だけで選別するのが教育なんですかね??実に芸術的で頭が下がりますね。

そんなんだったら音大なんて行かなくて良かったって心底思うし、悪いけど「音大なんか行くもんじゃない」って周りに言いふらすことにさせてもらうわ。

  • そんなら増田が入念に考察したチャールダーシを弾けば良いのでは

    • 話のすり替えご苦労さまです。 あとチャールダーシュはいい曲だけど、自分で弾きたいかどうかは別だから。

      • チャールダーシュはロマ音楽をリスペクトした作品であって、それはそれでどう弾くかは入念な考察が必要なわけで、自由度が高いなんて解釈は雑もいいところ とかいう机上の空論を...

        • は???どんな曲だろうがちゃんと弾こうと思ったら、きちんと曲の内容とか作曲家の生い立ちや他の作品とか、時代背景とか文化は勉強しなきゃいけないと思ってるけど? チャールダ...

          • は???どんな曲だろうがちゃんと弾こうと思ったら、きちんと曲の内容とか作曲家の生い立ちや他の作品とか、時代背景とか文化は勉強しなきゃいけないと思ってるけど? それが机...

            • えっと、机上の空論って言葉を最近知ったから使っちゃったみたいなやつ? 楽譜は、作曲者が表現したい情報が書ききれていない、いわば暗号みたいなもんなんだから、解釈のために...

  • 美術だと「ファインアート」「ポップアート」「現代美術」「伝統工芸」は割と明確に棲み分けしてて、あくまで表現の幅としてクロスオーバーしたりするわけだけど 音楽ってどうなっ...

    • クラシックと言っても、ポップスでも見かけるような名曲のカバーと、やってる事に変わりはないから、その意味でクラシックもポップスも違いはないと思う。 ただ、クラシックとポッ...

  • 「チャールダーシュは自由度が高く奏者がいくらでもアレンジできる曲で、実際余興として弾かれるケースが圧倒的に多い時点で本格的なクラシックじゃないので、それを以て奏者のク...

    • なるほど。 そうなると、「チャールダーシュが自由にアレンジされる」慣習は、どこの誰が作ったのかって話になるだろうね。 そもそもそういう慣習というか解釈が、曲を軽んじている...

      • 横だけど 増田は権威に縛られ過ぎなんじゃない? 作曲家の意図というか、そもそもチャールダーシュというジャンル自体が民謡とか酒場の歌謡曲とかを取り込んだ流行曲って感じでしょ...

        • 作曲者がいる以上、作曲者がどう弾いてほしいのかという観点での考察は必要でしょ。 たとえ当時流行った、似たような曲の中の生き残りでしかなかったとしても、どういう音楽として...

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