(自分を含めて)独身男性は早死するので、将来をみじかく見据えた資産形成がひつようになる。
たとえばデンマークの人口動態を調査した2023年の研究論文では下記のようなことが述べられている。
・50歳時点の平均余命は、独身男性では24歳未満でぶっちぎりの1位
引用元:
www.cambridge.org/core/journals/journal-of-demographic-economics/article/effect-of-marital-status-on-life-expectancy-is-cohabitation-as-protective-as-marriage/5B6B9B86C737AE3F095CF3781023F458
というより常識でかんがえればわかる。
孤独で生活のすさんだジジイが早死にするのは不思議でもなんでもない。
だが早死にはメリットもある。
老後の資産をそんなに貯めなくてもいいところだ。
老後2000万もいらないのはたしかだ。
とりあえず70歳まで生きると仮定して必要資産を計算してみよう。
想定しているのはボロアポートに住んでいる孤独でうすぎたないジジイだ。
こいつが60歳から70歳まで10年間生きるとすると、トータル1270万必要になる。
さらに年金が月2万もらえるとすると、ここから240万マイナスした1030万になる。
この1030万をたとえば35から60歳までの25年間で貯めるのは
新NISAをつかえばそう難しくない。(※)
(※)
35歳からとしているのは、独身で35超えると生涯未婚ほぼ確だから。
年金は10年受け取ると元がとれるので、65歳からうけとって70歳で死んだ場合、受給期間は5年しかなく、損になる。
だったら60歳からうけとったほうがいいのでは・・・という理由。
このように25年間だけ資産形成すればよく、その先は考えなくていい。
つまり「超長期」ではなく「中長期」の利益だけとれればいい・・・
投信のオールカントリーとSP500どっちがいいか論争もこれで決着がつく。
遠い未来まで見据えている人はオールカントリーを選ぶといいだろうが、
未来のない独身男性は直近のリターンで勝っているSP500を選んだほうがいい。
この先25年以内なら米国が落ちぶれることはまずないと言えるし、
インドとかベトナムが台頭するまえにわれわれは死ぬのだ。安心していい。
そもそも老後2000万って夫婦の平均であって独身が同じ額貯める必要があるわけではないやで🧑🏿