2024-07-10

偏見まみれの醜い自分が嫌になる

私には友人がほとんどいない。

作る機会があっても自分からフェードアウトしてしまう。

私は本とか漫画とかミステリーとか、ラップ洋楽とかが好きなんだけど、小中にはそういうの好きな子がいなかった。それに、クラスではそんなものの話じゃなくK-POPとかドラマとかの話を出来ないと輪に入れてもらえなくなるので、そういう話を必死勉強して話をしてた。

高校では更に見た目も真っ当に流行りに乗った感じの可愛い顔が必要になって、当然のように太っていてはダメで、条件を満たせていない奴は爪弾きにされて無表情で当たり障りのない会話しかさせてもらえず、購買のおばさんとしか笑顔で喋れないようになってしまうのだ。

あの頃の私にとっては女子グループから爪弾きにされることは全世界から存在価値否定されるに等しいことだった。私は必死自分を取り繕って、でも上手くできずボロが出て何度も失敗して、もうボロボロ状態高校卒業した。

大学では多様な価値観人間が集まっていてラップ好きも本好きもいたけど、お洒落じゃなかったり話がうまくなかったり得意なことがなかったりする人間は結局そっと距離を置かれていたので私はボロが出ない程度の上辺だけの付き合いをするようになった。当然増えるのは知り合いだけで友人はできない。

それで社会人になった今、孤独に心が潰れそうになってからようやく重い腰をあげ友人作りをしようと思ったのだけど、たとえ相手が同じ趣味を持っていても歳が離れすぎていたり、ダサかったり、パッと見で分かる知的障害者(軽度)だったりすると私の中であの頃から醸成され続けた価値観が蘇って嫌悪を抱いてしまう。

相手は何も悪くないのに。

そしてそのままそっとフェードアウトしてしまうのだ。

今度唯一できた友人が結婚する。

結婚したらきっと旦那さんと過ごすから付き合いも減るだろう。

彼女は私と違ってどんな相手にも対等に向き合い話し合う力がある人なので、きっとそんな彼女に選ばれる旦那さんはいい人だし、彼女友達になれただけでもわたしはただひたすらにラッキーで誰を恨むつもりもないけれど。

どうしても孤独で心が軋む。

自分の中の消えない偏見性格の悪さが心底嫌になる。

早く安楽死させて欲しい。

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