「VR」とは「仮想空間に表示した仮想物体を操作する技術」のことである。
一つは「視界が仮想空間で覆われている」、つまり没入型ディスプレイである。
もう一つは「自分の身体を動かして仮想物体を操作する」、つまり体感型インターフェイスである。
この二つは同じくVRとして括られつつ、しかし相性がとても悪い。
銃を撃つために右手を前方に突き出す。
没入型ディスプレイを使うなら身体を動かすべきではないし、体感型インターフェイスを使うなら周囲が見えていなければいけない。
この矛盾は、最先端のVRヘッドセットであるMeta Questでも解消できていなかった。
それに対してAppleが提示したのが「Apple Vision Pro」だった。
一見すると、Meta QuestとVision Proは似たような機械に見えるが、そのコンセプトはまったく別物である。
Vision Proは「VR」ではなく「AR」ヘッドセットなのだ。
「AR」とは「現実空間に表示した仮想物体を操作する技術」のことである。
現実をカメラで撮影し、それをヘッドセットの内側のディスプレイに表示して、さらに仮想物体を重ねることでARを実現している。
なのでヘッドセットを付けていても周囲が見える。
Vision Proのコンセプトは第一に「ディスプレイを浮かべること」である。
2Dのディスプレイを浮かべるだけなのだから、MacアプリやiOSアプリもそれほど手を加えずに流用できる。
それでいて、現実には置けないような巨大ディスプレイをいくつも自由に配置できる、といったメリットを享受できる。
仮想空間に没入するというSF的なイメージを捨て、つまらないくらい実用に振り切った、と言っていい。
そしてVision Proは体感型インターフェイスを搭載していない。
Vision Proをつけたまま動き回るような想定ではないし、複雑な手の動きを検知するためのコントローラーもない。
操作したいものに視線を向けて、膝の上でわずかに指を動かすだけで操作できる。
人はそれほど仮想空間に没入したくはないし、その中で自分の身体を動かしたくもないぞ、と言っているのである。
そしてMetaも遅まきながらそれに気づいた。
Meta Questは急ピッチでVision Proの機能をパクり、いまや立派な「AR」ヘッドセットになりつつある。
次はどんな社名に変更するのだろうか。楽しみである。
これはMetaQuest3すら買ってない人だな。 MetaQuest3買ってたら最初にプレイさせられる、部屋をスキャンしてVR空間に取り込むアレに言及せんわけが無いし。
結局ガーディアンでは役に立たんからMRに振ったんやろ
VRAVとかコイカツとかやってみるとVRエロの可能性は無限大に感じるけどな
VRAVこそ無駄に没入感・疑似体験にこだわって失敗してるんだよな。 判で押したように一人称視点なので、男優がマグロになり、女優が積極的に動かねばならないことに。 接合部のアッ...
ワイはVRAVは最初がキモだと思ってるやで 例えば、家庭教師モノだったら、母親と家庭教師と三者面談してるシーンとか、教えてもらってるシーンで顔が近いとかパンチラがあるとか、そ...
そう、VRAVはセックスシーンがいちばん抜けないというのが最大の弱点。 普通の3D映画みたいに窓越しに覗いてるみたいなかたちでもいいのに。
もしApple Vision Proが失敗したら 市場のAR・MRとAppleへの幻想が終わる