2024-02-17

確定申告会場に未来はない

妊婦さんが税務署確定申告会場で長時間並ばされ体調を崩したというツイートを見た。

今後、確定申告会場の在り方が改善されることはないどころか、環境が悪くなる一方であることは間違いない。当局納税者e-Taxを利用してほしいので、その気になるよう仕向けたいのだ。「申告会場へ行けば親切に教えてくれる、来年も行こう」と思わせてはいけない、「申告会場は地獄、二度と行くものか。e-Tax自分でやろう」と言われれば成功である

当局がなぜe-Taxを使わせたいのかは知らないが、昨今の労働人口減少問題を踏まえれば人件費削減は大きな理由だろうし、多額の費用をかけて構築したシステムの利用率を上げることで政策成功アピールしたいとか、そんな思惑もあるだろう。

確定申告会場を充実させないことでクレームが出るのは承知の上、末端の税務職員罵声を浴びるだけ。人員豊富に配置するなどもってのほか、少数の職員限界まで働かせればよい。かくして捨て駒となった現場職員に人の心など期待できようか。

医療費控除ふるさと納税寄附金控除)、年末調整に間に合わなかった生命保険料控除などの申告はスマホからe-Taxでも比較簡単にできるので、ぜひ試してみてほしい。

事業を始めた、住宅新築した、不動産を売却した、台風被害を受けたなど、例年と異なる内容の確定申告必要になったときは、その年だけでも税理士に頼むことを検討してもよいと思う。「申告が間違っていたら税務署に叱られるかも」といった不安プロに任せることで解消される。(自分で根気よく調べて申告書を完成させられる人もいる。かけられる時間予算書類作成の得手不得手しだい)

自分は詳しいから、代わりにやってあげるよ」という親切だが無資格の知人に頼むと税理士違反になるので注意。

当局の狙いどおりになるのは癪だが、確定申告会場に未来はないので、自己防衛のためにも会場へ行かずに済む手段をうまく見つけてほしい。例のツイート妊婦さんが早く回復され、無事にご出産されることを願います

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