この間年上の窓際上司に「最近の社員は劣化している」とドヤ顔で言われてめちゃくちゃ腹立ったから吐き出す。
この話、勘違いしている人間めちゃくちゃ多いから気をつけろよ。
もうはっきり言うわ。
君たちが常々「劣化」だと思っているものは、全て環境の変化による「変化」なのよ。
そうなるとお前らに求められることは、「劣化」という評価をすることではなくて「変化」に対して対応することなわけよ。
それをせずして「自分は今でもできるのだから周りが劣化」というのは、もう取り残されている以外の何物でもない。
価値がないからやらなくなったことを、未だにできると偉そうにしたってそんな人間に価値があるわけがない。
つまるところ、周囲の大多数に「劣化」と感じている事自体が、自分自身の価値観がアップデートできていないことを証明してるにすぎないってこと。
ここまで話をしてもわかんないやつはわかんないのは仕方ない。
でも、それはもう破滅への一方通行でしかないってことだけは理解してくれ。
簡単にいえばさ、価値観というものは常に流れ続けていて、同じものを維持することのほうがエネルギーがかかるよっていう話なのよ。
その場所に居続けるためには泳ぎ続けなきゃいけないのだから当然エネルギーが必要で、一番エネルギーがかからないのは流れ続けることでしょ。
流れ続けるということはつまり、変化し続ける価値観を受け入れ続けるということ。
ましてや昔のほうがよかったなんて言い出したら、流れを逆らう必要があるのだからそれだけエネルギーが必要になる。
そうまでしてコストを払ってもいいというなら別に止めないけど、そういうやつらに限って「自分は贅沢を言っていない」という。
そのスタートラインが間違っていることに早く気づいて。
めちゃくちゃ贅沢言ってるから。
なんでお前の要望を叶えるためにコストを周りが負担しなきゃならんのよ。
話が戻るけど、部下の行動が変わったのは世の中の変化が理由。
それをもとに戻したいなら、コストを払うのは他の誰でもないお前なのよ。
それもしない。
でも評価だけは偉そうにしたい。
しかもこの価値観の変化が、年々早まってるっていうんだから老害にはつらい世界だよな。
とりあえずテクノロジーの断絶だけには取り残されないように最新ガジェット情報だけは追いかけてるけど、ガジェットの向こう側にあるサービスまでは流石に断絶を感じ始めている。