自分だったら使わない。
でも公にある枠は使い切ってほしい。
矛盾してるが。
この枠で受ける時、受かった後、ずっとこう言われるのだ。
そして多少大学で成績が「悪かった」らまた言われる。
大学を出た後も言われるんだ。
「正規」枠の入学かなんて外からは分からないんだから、他の女子もそう言われる可能性がある。
それに女子同士でだって、そういうやつはなんかずるいって思えないか?
別に本人には直接は言わないかもしれないが。でもふと軽いネタにされたり、そう見られるのだ。それは入試に限らず社会に出たって一緒だ。だからそんな枠は自分だったら使えないだろう。
大学進学に選択肢がある人からは、その中から易い方をとっているように見えるだろう。でも地方出身の人とか、限られたチャンスしかもらえず、それを掴めなければ外に出られない人がいるのを知っている。
単に女子は遠くに行かないでほしいとか、別に無理していい大学に行く必要ないとか、そういうのだ。「現状」稼げるお金は男子より少なそうだし、だからお金のかかる都市ではなく地元で頑張れば良い、とか。わざわざ男子ばっかりのところに行かなくても、とか。
場所によっては、そして性別関係なく、そういう人は見えないだろう。どれくらいいるかも、見えないのだ。
元々共学なのに男女の人数が違うとかそういうのは、いろんなレベルで原因はあるのだろうが。今後労働を担う世代は男女ともに働かなければならないと思っているので、どこかでテコ入れは必要だろう。
この枠で入る学生は、大学は、どこかで「女子」であることを揶揄されるだろう。でも、現に大学のレポートに男女比という数字で公開されそれを参照する人や生徒がいるように、存在すること自体が大切なこともあるのだ。そこに存在することが多くの人にとって自然なことと思われるくらいまでには、続けなければならないだろう。長期で見たときに、後輩を後押しする存在になることを期待している。だから、公にある枠は使い切ってほしい。
良い点数の男子が入れなくなるのが問題だ、とも言われているが。その人らを軽視していいのなら女子枠を50%分設けるのか、とは全く思わない。それに大学だって簡単にそんなことはしないだろう。多分。女子枠の数に妥当な数があるかなんて自分には分からない。でも、男女比を是正すべきと思っているのなら、その取り組みはされるべきだ。
女子枠の非難を向け、ずるいと言われるのは受験する女子ではないはずだし、歴史的な経緯を経て仕組みとして男女比を偏っている環境や社会レベルで見るべきだ。大学の枠の話はその取り組みのほんの一部でしかない。
結果として受からなかった受験生にも、選択肢として受験すら断念せざるを得なかった生徒にも、双方に配慮があった上で女子枠、男女比について考えたい。
※自分だったら使わないなんて書いたが、それはこの環境がひたすら面倒そうだからだ。そんな環境下でもチャンスを掴み取ろうとする人を、性別を問わず尊重し、尊敬する。
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院生も女だけで固めると思うよ
実質男子校の工業高校にもわずかに女子がいたりする。でも普通は入ってこない。どんなに枠ばかり用意しても入学希望者がいるかどうかは別の話。