これは、問答無用で嫌われます。だから、直したいのです! だけど、直せません。
以下、私の事例を示します。
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とあるゲームに私はのめり込んでいました。それは、「ランクを上げるモード」と「エンジョイモード」みたいな感じで分かれていました。
そして、私はいわば、「ランク至上主義」の立場をとっていました。エンジョイ勢を馬鹿にしていたのです。
ここから先は、正直私は覚えていないのですが、どうやら私は、「お前もとっととランクを上げろ」「ランク上げてないやつは無能」的なことを言ったみたいです。
友達は私とは遊ばなくなりました。
私は無意識の間に、友達に「ランクを上げる」ことを強制していたようです。
ほかにも、「誰かを推すなら、その人の情報は追うべき」とか、「この漫画は、こう解釈するのが正しい」とか、そういった『自分の価値観』を振りかざしていたのです。
私は、友達を傷つけました。しかも、地雷を踏んだとかそういうものではなく、私が友達を刺したということ。
そして、私は友達を刺したことを一ミリも覚えていませんでした。
私はそれから同じ間違いを繰り返しています。相手の反応が芳しくないとき、やっちゃったかもと毎回思います。だけど、今となってはもう何も思い出せません。
私が「価値観を押し付けやすい」と感じるシチュエーションを分析してみました。その結果、「価値観を押し付けやすい」のは、
だと気づきました。
順番に見ていきます。
そして、「キラー」である私は、相手を弱者とみなします。相手が私に降伏してきた、と考えます。
私は、相手のやり方をぶった斬って、自分のやり方の1から10までを押し付けます。
相手は、「私が相手よりもそれに関する知識がある」と分かっているので、それに従ってくれます。そして、私のやり方でもう一回やった後、私に見せにきます。
私は、それがちゃんと「1から10まで自分のやり方で行われているか」を見ます。そして、違ったら指摘します。
この問題点は、「私が相手よりもそれに関する知識がある」という前提が間違っていることにあると思います。
確かに、相手より知識があるとしても、自分と相手の間にはそこまで能力差はないものです。私が優位に立てるほどではない。
相手は私の所有物ではありません。
相手が興味を持ち始めたものが、私の得意分野と合致していた場合、私は相手に「自分のやり方」を押し付けます。さっき挙げたゲームみたいに。
そして私は、「やり方」を押し付けた後に、相手がそのやり方でやっているかを見張ります。見張って、相手が違うやり方でやっていることに気づいたら、指摘して直させます。
この問題点もまた、前提が違うということ。私は相手の優位に立つべきではない。
以上が私の、「価値観を押し付けてしまう」ことの分析です。たぶん、分析が甘いです。もっと問題点もあると思います。
どうすればいいですか。
まず黙って話を聞くことを覚えろ。相槌だけうって自分の意見・感想は一切言わないように。それができねーと発言内容のコントロールなんてできないぞ。