なんとなく調べてたらこんなのを見つけた
運転士の遺体が収容されたという記述の他に、その運転士の人となりが書かれている。それによると、
少しでも気を抜いたら事故に繋がる鉄道運転士には不適格とも考えられるエピソード。この運転士はきっと事故前のオーバーランでも「しまった」と言い、事故直前のカーブでも「しまった」と言ってたのだろう。おそらく人生最後の発声も「しまった!」ではなかろうか。
運転士は超氷河期の2000年卒組であった。あまりの就職難で大卒が高卒枠に割り込んでくるのか社会問題になったが、この運転士はそれを乗り越えている。また、当時は「安定性」を志望動機にしたら面接で一発アウトとも言われてたが、きっと面接ではそれを見せないように演じていたのだろう。
超氷河期を乗り越えてJRに高卒就職、運転士になり手に職を持てたのは当時としては神レベルのキャリアであり、それを友人知人に自慢していた。逆に考えると、運転ミスが続いて日勤教育を食らっていた事故前の状況はその鼻がへし折られていてメンタル不安定な状態であったことが容易に想像でき、さらに事故前のオーバーランで「もう俺の人生\(^o^)/オワタかも」という心境に追い込まれていた可能性がある。一応言っておくが、これは運転士の自業自得である。この運転士はプライドが高く、謙虚に自身を省みる能力が欠けていた。
よく日勤教育が真因と言われているがそうではない。日勤教育が原因で事故を起こしたのはこの運転士以外にいないのだから。
採用段階の適性判断ミスと考えるほうが適切であり、このような不適格者をいかに運転士にさせないよう取り組むかが本当の再発防止策になるはずだ。つまり、人事部門の改善が必要だ。