2022-04-23

表現の自由を認めるなら転売自由も認めるよね?

直近ではたわわな女子高生についてだし、これまでも何度も広告漫画表現の自由話題になっている。

私はリバタリアンとして当然、表現の自由擁護する側に立つが、

一方で表現の自由を重視する人たちの内の結構な数の人がその他の自由、例えば転売自由を認めないことがとても不思議だ。

転売まり自分の所有物をどう処分するかを決める権利所有権財産権という各種の人権の中でも根本に近い権利であり、

表現の自由を認めるなら転売自由も認めるほうが自然なはずである

予想される反論に予め答えておこう

転売脱税古物商免許問題がある

・どんな表現表現関係法律違反していないなら問題ない と主張するなら、

・どんな転売転売関係法律違反していないなら問題ない と主張すべきである

「きちんと利益を申告して納税し、また必要に応じて古物商免許を取っていればPS5だろうがガンプラだろうがいくらでも買っていいし転売しても良い」

と考えるならもちろん矛盾はない。

しかし、転売批判する多くの人は転売という行為自体倫理的問題があるように考えているように見受けられる。

転売社会全体の厚生を下げている

例えば法律違反していないレベルエッチ広告を見て快に思う人たちも不快に思う人たちも居る。

それらの人たちの厚生の合計は、仮に計算できたとしても、プラスマイナスかは自明ではない。

また、「誰もが不快に思う表現こそ守らなければならない」と擁護するのは、

表現の自由社会の厚生を上げるからではなく、その基本的人権としての価値を認めるからだろう。

同様に、転売不快に思う人たちも快に思う人たちも居る。(例えば先着順販売に並ぶ時間がないなど転売がなければ買えない人は必ず居る)

それらの人たちの厚生の合計は、仮に計算できたとしても、プラスマイナスかは自明ではない。

また所有権財産権という基本的人権価値を認めるなら、仮に社会の厚生を下げるとしても転売自由擁護すべきである

※なお、ある財から得られる厚生が小さい人から転売によって大きい人へ移動するので、むしろ社会全体の厚生は転売がある方が高いとするのが経済学の主流

転売屋が儲けるのが嫌

オタクが喜ぶのが嫌って"お気持ち"で規制するのはダメなら、

転売屋が儲けるのが嫌って"お気持ち"で規制するのも当然ダメ

多くの人が規制推進派の人たちの主張を"お気持ち"と揶揄しながら色んな人が表現の自由を声高に擁護しているけど、

別の場面で自分の"お気持ち"に盲目的でないかは自省してみてもいいはず。

  • ケチャップと血液の区別ついてなさそうな発言

    • 「あれとこれはまったく違う(根拠も論理も提示せず)」 って規制派がよく使う言葉ですね。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん