2021-08-23

立憲民主党への懸念

政権交代現実味を帯びてきたが、個人的立憲民主党という政党に対する不安(不満ではない)を拭えない

それは自民党批判する立ち位置キープする為に自民党と大きく異なる政策を取ろうとするのではないか? という点だ

前回の民主党政権にしても沖縄基地見直し事業仕分け子ども手当公共事業を削減して教育福祉を充実させる(コンクリートから人へ)など自民党政権との差別化を図る政策が多かった

一つ一つの政策には一定の理はあったと思うのだが、一度にやるには全くリソースが足りていなかった

そもそも自分達が掲げた政策にどの程度のリソースを費やす必要があるのか、その算段すらついていなかったのではないだろうか

どれほど理念の上では優れた政策であったとしても、それを実行できなければ絵に描いた餅でしかない

政策実行には人、物、金、時間といった多くのリソースを消費する必要があり、その管理こそが政権運営の肝なのだ

このリソース管理の失敗は明確な民主党政権の失敗であり、反省すべき点だったと思う

しか立憲民主党の内部で、この点への反省やどうすれば改善できるのかという議論が行われている様には見えない

しろ分裂を経た事で党内の保守派パージされ、悪い意味純化された様な節すらある

民主党政権時代反省改善点を議論する事自体が、自民党政権にすり寄る行為として忌避されているのではないだろうか

このままでは立憲民主党政権を取った時に、前回の民主党政権と同様の失敗を繰り返すのではないか? と思えてならない

立憲民主党が支持を集める上で自民党政権から劇的に政策を変更する必要など無い

熱心な立憲民主党の支持者やネトウヨと呼ばれがちな病的なまでに左派を忌み嫌う人達を除けば、大半の国民は急激な変化など望んでいない

自民党と似たような政策であっても、国民の支持は十分集められる

自民党より少しだけ早く、少しだけ効率的で、少しだけ清廉で、少しだけ、分かりやすければそれだけで多くの国民は支持してくれる

それをずっと続けていく事で国民からの信用を勝ち取る事ができる

この国民からの信用こそが政権にとってのリソースの源泉であり、改革を行っていくにはまずこれを積み上げなければならない

自民党自分達の支持者以外からの信用を軽視する傾向があり、その事が国民からの信用を自ら毀損する事に繋がっている

しか自民党に対する信用がどれほど目減りしたとしても、それがそのまま立憲民主党への信用に置き換わる訳ではない

立憲民主党選挙に勝ち、政権を取った後から国民の信用を積み上げていく必要がある

当たり前だが政権奪取はゴールではなくスタートなのだ

枝野さんはこの事をきちんと認識しているとは思うのだが、その他の立憲民主党所属議員達はどうかというととても不安

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