ドイツのサッカーレポーター、日本を「寿司の国」とコメント → 「差別だ!」とSNSで炎上し降板 → 日本人「これって差別発言なの?…」 | Share News Japan
もし「スシ人間にフットボールは100年早い」と言ったなら人種差別だ。だが実際はそうじゃない。
もし室屋選手が日本国籍であってもJリーグ以外の場所でキャリアを築いてからブンデスリーガに移籍したにもかかわらず「スシの国~」と言われたなら国籍差別だ。だが実際はそうじゃない。
そして欧州のフットボール(ここではブンデスリーガ)と日本のJリーグには明らかな差がある。正直言ってJリーグのほうがレベルが低い。国際大会で日本代表がぱっとしないのを見れば明らかだ。そもそも代表選手の大半が「海外組」だ。レベルが低い場所では活躍できるが高いところに行くとさっぱり、なんて選手はごまんといる(面白いことに欧州では活躍できたのにJリーグではさっぱり、という場合もある。「質」が違うとか「フットボールとサッカーは異なる競技だ」なんていわれる)。要するに問題になった発言は、室屋選手の能力の低さ(本当に低いかどうかはさておき、低いという評価自体は競技に身を置く以上ありうるもの)を、「レベルの低い場所でなければ活躍できない」と表現してる。
「レベルの低い場所」という意味で「スシの国」と言っているのが気に入らないのはわかる。スシといういまや日本を代表する食文化を「蹴鞠のレベルが低い地域」の意味で使われた、悔しい!わかるよ、不快感も同意するよ。でもそれで一体だれが差別されてるんだ?嫌味な言い方だが誰も差別はされていないだろう。ソーセージの国でやってるフットボールはレベルが高くて、スシの国でやってるサッカーはレベルが低い。事実だ、実際勝てない。ソーセージ人間にはフットボールがうまい奴もいるがヘタなヤツもいる。スシ人間も同じ。
ドイツ人がこれを問題視するのは、人種差別に対する「歴史的経緯」ゆえの敏感さとか、covid-19で高まったアジア系差別に対する反動としての過敏さとか、まあ予想の範囲内ではある。日本でもKリーグから移籍してきた選手にむかって実況者が「キムチの国でしか活躍できない」なんて言ったら大炎上するだろう。だが不快感を与えたら即差別みたいな雑な認定はもうやめるべきじゃないか。実際のところ誰の何が差別されてるのか?
「寿司という伝統的な日本の食文化を日本のサッカーのレベルの低さを表現する文脈で使うな!差別だ!」なんて言い出すならそれはもう、ポリコレこん棒握ったネット右翼だと思うよ。