2021-02-18

30歳になる前に友人が死んだ


らしい。原因は知らない。でも病気とかじゃないみたいだから、多分交通事故とかそういう不慮のやつ。

全て母親経由のママ友グループコミュニティから情報。それにしても、俺の中学生時代ママ友とまだつながりがある母親って冷静に凄いよな。15年以上前だぞ…。

で、俺とそいつ田舎出身だったから、公立小学校(1クラス)⇒公立中学校(隣の小学校と一緒になって2クラス)⇒公立高校(そこら辺で一番頭がいいとはいえ所詮偏差値55程度)って流れがずっと一緒だった。別に2人きりで遊んだり、相談したり、親友とかじゃなかったけど、何となくつるんでたし、地元帰った時は会ったりしてた。そういえば書いてて思い出したけど、成人式の時も一緒のタクシー使って会場まで向かったな。家が徒歩10分の距離だったからだけど。会うのが2年に一回になり、それから全く会わなくなるのも、別に取り立てた理由があったわけじゃない。ただ疎遠になっただけ。

それでも、きっついな。きつい、っていうか現実味がなくて、この話聞いたのも8か月以上前なんだけど、ふとした瞬間に、「あ、あいついないんだよな」ってなる。死んでからその存在が色濃くなるってやつだ。これが不在の在なのか?ぜってえ違うよな。昨日もなんか夢に出てきて、そいつが得意だったサッカー一緒にやってたわ。そいつ、割と顔は格好良いのに、なぜかモテなくて、一方で顔がそっくりの弟は異常にモテてたんだけど、夢の中でゴール決めてもギャラリーから歓声はあがってなかった。ウケる。どんだけ現実に忠実なんだよ。もう死んでんだからそいつに良い思いさせてやれよ、俺。それでも両親が仮面夫婦だったのを埋めるように、兄弟仲はすげえ良かったんだよな。今、弟はどうしてんだろうな。

2週間前、俺は30歳になった。何の感慨もない。ただそいつ20代で終わってしまったんだな、っていうのと、30代以降は、こういうのが続くんだろうか、と思いながら、今日電車に揺られて職場へ向かうだけだ。俺には彼女もいなければ、将来のビジョンも見えないし、なんなら「もうやめたい」「消えたい」って半分まじで思う夜だってあるけど、それでも生きていくしかない。

それにしても、あと何回こんな思いをすれば慣れていけるんだろう。多かれ少なかれ、誰もがこういう感情を乗り越えて何でもない顔して生きてるんだよな。大人ってすごい。いやまじですごくない?

  • 「そいつの分まで〜」とは思えなくても、日常は続いてくんだよな

    • いつかこいつのことを思い出さなくなる日常が来るまで、だらだら生きるわ。コメントありがとう。

  • 記録用

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