あ、オチた!と思った。
これから話すのは恥ずかしい話なのでどこの誰かは伏せさせてもらうが、今まで興味もなかった界隈の、一人の人間に突然オチた。実在する人間だ。
前々から顔がなんとなく好きだなあとかそういうのはなんとなく思ってたけど、たまたまその人についてのバズツイが流れてきて、そのツイートをした人のホームを覗いたらその人の苦労話とか面白話とかがたくさん呟かれてて、へぇ、って興味を持って。
ネットって便利。ちょっと調べればその人の境遇も、過去の発言も、動画も、ファンの民度も、アンチの意見も全部見れる。
どハマりして、調べて、調べまくって、Twitterでパブサして、気づけば私は「推しの欠点もわかってる、たまに苦言を呈せるようなオタク」になっていた。
わかりやすく例えれば、「(推し)のこういうところ本当に直した方がいい」こんな感じのことを言う人間。発言の内容はたまに愚痴垢に近くなる。
過去の現場での素晴らしいファンサとか腐媚びとか言える。個スレ遡ったから。失言もやらかしも全部知ってる。アンチスレ見たから。
プライドが高いんだと思う。
ファン歴一ヶ月なのに、現場なんて(コロナ禍だし)行ったことないのに、まるでその人が表舞台に出始めた頃からずっと推してたみたいに言える。
「◯◯からハマりました」って堂々と新規って名乗って盲目ツイしてる人に対してにわかが何言ってんのって思ってしまう。
新規って名乗れる人の方が潔いし、いいファンだと思う。私はいいファンなんかではない。新規。新規なんだ。新規なのに偉ぶってる。人の感想読み漁って行った気になってる。
最悪なオタク。推しを推す一人の人間としてお金を落として、決してツイ垢なんて作らずに延々壁打ち鍵垢とかで叫んでいればきっとバレない。バレないはず。バレないはずなんだけど。
盲目になりたい。新規を名乗る潔さが欲しい。プライドなんてかなぐり捨てて大好きだって言いたい。
過去の私に何か言えるとするなら、アンチスレだけは見るなって言いたい。あばたもえくぼは諸刃の剣。アンチにはならなかったけど、欠点ってわかってながら可愛いって言えるような「古参っぽい」自分に酔う危険性がある。推しが好きなんじゃなくて推しを推してる自分が好きなのかもって不安になる。
ダッサ。死ねばいいのに。