2020-06-21

彼に振られただけの話

彼との出会いから付き合って振られるまで、約半年

アプリきっかけだった。写真が可愛かったから。

最初会った時、失礼だけどモテなさそうな印象だった。(あれ…写真の顔は?)

直見てられないぐらい…(失礼)

次で最後にしようと思いながら数回会い、

次で最後にしなきゃと思いながらデートで遠出に行くことに。

けれど直前でやっぱ男性と二人きりでいきなり遠出は・・・と断ってしまった。

ドタキャンなんて最悪な事をしたと反省していたら

「無理なときは無理って言いましょう!」

と返信された。そして配慮が足りなくてごめんなさいと。

それが転機だった。

今まで色々と我慢を重ねて人付き合いをしていたので、この言葉に救われたような気がした。

それから二週間後に改めて一緒に登山に行った。

すごく緊張したけど楽しくて楽しくて、この人となら結婚してもいいかもしれないとまで考えてしまった。

心がとても綺麗で、まるで山のような人。ニコニコこちらを見てくれる。満たされた。

街では弱弱しくて頼りなくって人見知りっぽいのに

山では明るくて全然違う人だった。

その日の終わり、自分は心や脳機能にハンデがあり手帳を持っていると告白された。

なんで、こんな素敵な人が…こんな大変な目に遭っているんだろう、動揺した。

悩んだ。けれど、好きな気持ちが勝ってしま気持ちを伝えた。

一か月後付き合うことになった。

毎週末山に行く彼に、全然会えなかった。週に1回平日夜に会えるかどうか。

関係を進めたくて、無理を言って部屋に遊びに行った。

その部屋は混とんとしていた。震災後の部屋のように物がぐちゃぐちゃに落ちてる。

靴が片っぽ部屋の真ん中に落ちてて、これが障害というものなんだと分かる部屋。

薬はこのためにあると思わせる部屋。一緒に掃除した。彼はとっても喜んでくれた。私もうれしかった。

何度か遊びに行った。そのたびに大掃除。これから先毎回こうなのかと少しまいってしまった。ごめん。

彼は自分趣味である大自然での山遊びと

生活を何とかこなす事で一杯一杯。山のためだけに生きていた。

生活趣味彼女、彼にはキャパオーバーだった。連絡が減っていった。

久しぶりに遊びに行くと、部屋も彼もボロボロだった。部屋は心を映す。

彼は泣き出してしまった。大事にできないから…と別れを告げられた。

引き留めると、自分は本当はお風呂にもほとんど入らないと言われた。

別れても会いたいって気持ちが治まらない。

拒絶は悲しかった。

希死念慮のために山に入っていることを後で知った。早く山で死にたいそうだ。

連絡も返ってこない、私は嫌われてしまった。

一生あなたの事は忘れない。あなたは山では最強なんだから、ぜったいに死なないで。

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