このレシピは、余った煮物の汁がもったいなくて開発した、カレーの強すぎる料理の味塗りつぶしパワーに頼った、ケチくさ&ものぐさのためのカレーレシピ。真面目に料理してる人は怒るかもしれないし、そんなん絶対マズイやんって思う人もいるかも知れないが、私は気に入ってる。オススメはしないが、頭の片隅に置いといて、心が乱れたときに作ってみて欲しい。
・玉ねぎニンニク生姜とカレースパイスでカレーの素を作って入れる
これだけ。
・煮物を倍に薄めるだけの水
・玉ねぎ 半分~好きなだけ
・ニンニク 1かけ~好きなだけ
・ショウガ 1かけ~好きなだけ
・お好きなカレールウ (水の量に対して必要な分、箱の裏読めば書いてある)
・お好きなカレースパイス、塩なし (スパイス無しは上級者向け)
・お好きな具 (入れたいものを入れればいい、オススメは鶏もも、豚こまなど安くて出汁が出るタイプの肉)
・煮る用の鍋と炒める用フライパン
(煮る鍋)
まずは具をよしなに調理してくれ。下処理が必要なこんにゃくとかほうれん草とかゴボウを入れるならちゃんと下処理すればいいだけだ。それを煮物にぶちこんで、水を半量入れて火が通るまで煮る。灰汁はとる。
火が通ったら、残りの水を入れてからカレールウを入れる。ここで水を入れるのは、温度を下げるため。市販のカレールウは100度だと溶けにくいしダマになる。カレールウは溶かさなくていい。ここでしばらくこちらの鍋は放置。
(フライパン)
玉ねぎを粗みじんにして炒める。youtubeとかに手早く作る方法がいくらでも上がってるから、それを参考に、油多めでやってくれ。油多めなのはスパイスも後で炒めるから。ニンニク生姜をみじん切りにした場合はここで一緒に炒める。すりおろした場合、チューブを使う場合は玉ねぎが色づいてきたくらいのタイミングで入れるといい。
玉ねぎが琥珀色になる直前くらいに、スパイスを入れる。煮物の量にもよるが、大さじ2杯くらい入れちゃっていい。そこで軽く炒めてこちらも完成。
(煮る鍋)
炒めた奴を入れる。炒めてる間に、ブロックで放り込んだカレールウがしっかり溶けてるはず。撹拌して弱火にかけ、沸騰してから5~10分ほど煮て、味の調整して完成。
味の調整ポイントは、味がボケてたら塩を入れて味を決めること。煮物とカレールウ、スパイスでベースの味がしっかりできてるので、味がボケてる=塩が足りてない。ボケ無くなるまでカレールウを入れると、だいたい濃すぎるカレーになって収集がつかなくなる。
しょっぱかったら素直に水か牛乳かトマトか水の出る野菜入れてください。
うまくできると、煮物の具材にしたものの味や出汁がうすぼんやりと感じられる、シャビシャビ系カレーになる。トロトロが好みなら水溶き小麦粉を煮る前に入れる。
スパイスなしが上級者向けなのは、スパイスを入れないと煮物とカレーが同居した上級者向けの味になるという意味。カレーうどんにしたいならこっちでも良い。
ごちゃごちゃ言ったが、甘味じゃない料理は目分量、代用、行きあたりばったり上等だし、カレーなんて何入れてもだいたいまとめてくれるので、塩味が適切なら食えないものになることはない。やってみてくれ。