うじうじ停滞してた若者がどうオトナになるのか、というのは普遍的な良テーマだと思う。
だけど、シナ子のハッキリしないところとか、リクオのうじうじしてるところとかが
そういう、作中に漂うモヤモヤが好きな人も、嫌いな人もいるということだろうね。
ハルがリクオを好きになった理由も、「受験票を拾ったから」だけだと思うよ。
年頃の女の子が、一回あっただけの人をどんどん自分の中で美化して…って、割と普通。
受験票を拾って、名前を覚えてたダイガクセーが近くのコンビニでバイトしてる、
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そういう雰囲気も相まって、人物たちが起こす行動とか、持っている心象の変化とか、
そういうところ、リクオたちが乗り越えていくものが際立っているように感じる。
とまで言っていたシナ子が、周りの人たちに影響されて、何年にも渡る湧くんへの思いを
「みんな変わらずにはいられない。湧くんはもういない、いないんだ…」
と吹っ切る、どれだけの葛藤があってそこに至ったのかとか、切ないけどよかったなとか、
そのキッカケは恐らくハルだろうなとか、今後の展開に繋がってるなとか、色々思うのさ。
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底抜けに明るいキャラのハルも、楽しみにしていた怪獣映画をリクオにすっぽかされ、
でもそれでひいた風邪のせいでリクオに優しくされれば、溜飲が下がっちゃったりする。
チョロいところも、ちっちゃくて可愛いよね。
そんな風に、うじうじしてるリクオも、予備校で打ちのめされてシナ子には子供扱いされたくないと
等身大なハナシが、いくつも絡み合ってる感じなので、移入できるヒトにとことん移入して、
何周かしてみてはいかがか?
まぁ、全体的に見ていっても、「愛とはなんぞや?」にたどり着くと思うので、
好きな見方をするのが一番だぜ。
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あとは、原作との相違点だけど… 雰囲気はホントに素晴らしいと思う!1話最高だった。
ただ、話の順番的には必要な部分が抜けてるなぁと言わざるを得ないかな。
特に、リクオがなんでカメラのバイト始めようと思ったかってところが、すっぽり抜けて…。
カメラのファインダーを通して、リクオが他人とどう付き合ってきたか振り返るハナシがあるんだけどね。
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声豚キモ