もう時効だから言うけど、昔強姦魔だった。酒で酔わすとかじゃなくて、所謂夜道で襲って無理やりするタイプ。
特に女の人を憎んでるとか、サイコパス的傾向があるとか、そういう事はなかった。いたって普通の人間だと思う。
彼女はいたし、割とモテていたし、むしろそういうのに抵抗が無いからこそ手を出してしまったのだと思う。
ただ、女の人が抵抗する姿とか、そういうのに凄く興奮することがあった。
おかしな話だが、同時にレイプモノのAVとかは逆に可哀そうで見てられなかった。
初めてレイプというか、それに準ずる事をしたのは23歳の時。たまらなくその日はムラムラしていて、夜道で少し自分も酔っていた。
目の前に同じく酔ってフラフラしてる女が居たので、ちょっと尻を触った。
その日はドキドキして、同時に滅茶苦茶後悔して、吐き気がした。でもそのドキドキが忘れられなくて、気付いたら何回も同じことをしていた。
なんというか、伝えにくいけど、そういう痴漢とか強姦とかって日常の延長なんだよな。全く違う世界ってわけじゃなくて、日常の延長にある。
それからだんだんエスカレートして、膣に指を入れたり、だんだんコツがわかってきてゲームみたいな気持ちになってきた。
男女のエスコートが存在するように、強姦には強姦の流れみたいなのがある。
25歳の時に初めて挿入まで行ったんだが、その時は滅茶苦茶罪悪感があったし、自分も気持ち悪くて泣きそうだった。
相手も恐らく半端なく傷つくだろうし、でも「そういう物なんだ」って自分を納得させていた。
例えば肉を食べてる人とか、発展途上国で作られたものを使っている人。
それは決定的に誰かを傷つける行為だし、搾取に変わりないけど、どこか無理やり「そういう物なんだ」といって食欲や物欲で上書きして解決させてるだろ。自分が対象になった瞬間急に騒ぎ立てる。
自分にとっては「そういうもの」だったし、最悪な行為だという自覚はあったけれど、同時にそれで日常は「普通な人間」として毎日を送ってた。
でも同時に、どこかそんな「強姦魔」的な部分に誇りを持っていた部分もあったんだよな。
最悪な行為だからこそ、迫害される選民みたいな気持ちとか、自分だけが出来ているという全能感とか。何者でもなかった分、そういうのにのめり込んでた。
つまり何が言いたいかって言うと、犯罪者って言うのは、自分が犯罪をしている自覚が無い。というより、「悪い事」は「悪い事なのだ」という自覚が薄い。
嫌悪感を覚える人も多いと思うけど、肉を食べるとか、安いものを買うとか、ブラック企業のサービスを受けるとか、多かれ少なかれみんなしている事。
同時に、俺は強姦とかをする人を最低だと思うし、モノを盗んだり、人を殺したり、詐欺は最悪な行為だと憎んでいたりする。それをただ理解してほしかった。
俺は貧困や差別を批判している連中が平気な顔してチョコレートを食ってるのが許せない
俺は政治批判している連中が善人顔してフェアトレードチョコレートを売ってるのが許せない
実行に移していなくてもそういう人結構いると思うよ。 元増田が他人の犯罪は憎んでいるように、他人のことだから正義感燃やせるって人ね。 だから俺は正義感持ってる人は一番信用で...
犯罪っていうのは、ルールと手続きの問題であって、善悪とか倫理とか正義とかとは全く無関係の別の世界の話なので。だから君が言っている事が事実なのだとしたら、善とか悪とかと...