なにもしないことに罪悪感を覚えることがある。
休日、起きられなくて午前中を潰してしまったり、起きても一日中ネットに張りついてしまってどこにも行けなかったりすると、「ああ、やっちゃった」と思う。どうして自分はこんなに怠け者なんだろうという自責の念すら湧いてしまう。
でも、冷静に考えてみれば休日に何も建設的なことをやらなかった程度で怠け者にされたらたまったものではない。私は休むことに罪悪感を持っていたのだと気づいた。おそらく中学生の時不登校になっていた時期があったことが原因だろう。
当時、不眠の薬の副作用で朝が猛烈に怠かった。それに伴ってか、体の調子も崩していたのでとても朝から通学することができなかった。
親はそんな私をなんとか学校に行かせようとめちゃくちゃ叱った。本当に体調が悪い、ちゃんと夜眠りたくても些細な物音で目が冴えたり何度も途中で起きてしまう、と訴えても信じてもらえていなかったと思う。かかりつけ医に心療内科を紹介された時も、最終的には連れて行ってくれたが最初は「要らないでしょ」と一蹴されていたからだ。彼らは典型的な昭和の人間だったから、精神科や心療内科に抵抗があったというのもあるだろう。それで治療が遅れた身としてはたまったものではないが。
「頑張りなさい」
「○○ちゃん(それ以前に私をいじめていた人)はちゃんと学校行って部活も頑張ってるんだって。偉いよね」
「逃げてるだけでしょ」
ざっと、こんなことを言われた。親も必死だったのだろう。子供を"まとも"に育てたくて。それは理解できる。でも、メンタルの不調時にこんな言葉を投げ掛けられたら、それこそ心が折れてしまう。
これ以上は長くなるからここで割愛するが、私の両親がメンタルの不調に無理解であることは伝わったと思う。中学生という子供時代、親の理解や支援が必要だったときにそれを受けられなかった。むしろ、回復に必要だった休息を妨害され、頑張り続けることを求められた。
常に何かに追いたてられるような不安がある。もうとっくに成人し、法やモラルに触れない限り何をやるのも自由のはずなのに、やたらと親に許しを求めてしまう。そういうあれこれは全てこの時期に起因していると思う。その中に休む事への強烈な罪悪感も含まれている。
上手くまとまらなくて長々と書いてしまった。ここまで読んでくれてありがとう。
総括すると、私はきっと自己肯定感がとんでもなく低いのだ。何かをしていないと、人より優れていないと生きる価値がないと思ってしまっている。どうすれば自分を大切にできるんだろう。克服や改善の方法がわかる人がいたら教えてほしい。
優れた人間になるなんて不可能の無能だから、自分のできる程度だけやってようって腹くくったらラクになるよ。