2019-11-20

女性社会的強者だということをどうして認められないのか

今の日本社会犯罪被害にあう危険性、逆に犯罪加害者になる可能性、病気事故自殺で早死にする可能性、寿命幸福度人生における満足度など、ほとんどあらゆる点で男性社会的弱者地位に、逆に女性強者地位に置かれている。

経済力問題にする者もいるが、そもそも経済力幸福の間接要因であって、経済指標がどうでもより不幸な方が弱者なのは間違いないが、それに目を瞑るとしても、大抵は経済力給与額を混同している。消費者市場における女性向けマーケットの規模の大きさを考えればわかるだろう。だいたい若い世代では男女の給与額に差はない。差が出るのは女性結婚する年齢になってからだ。

当然、女性の中にも社会的弱者はたくさんいるし、男性の中にも社会的強者はたくさんいるが、それは金持ちの中にも弱者はたくさんいるということと同じことだ。他の条件が同じなら金持ちの方が強者に決まっている。

女性弱者ではない。強者だ。

ではなぜ女性弱者としてとりあげられ、男性弱者ほとんど無視されるのか? 

それは世間男性特に弱者男性ことなんてどうでもいいからだ。これを書いている俺だって個人としては弱者男性には興味を持たないだろう。それは男女、年齢にかかわらず見られる傾向だ。弱者男性に人は興味を持たない。

逆に、女性は少しでも不満なことがあれば、世間は関心を持つ。俺だってそうだ。女性が困っていたら助けたくなるのは当然だ。社会全体がそうだから女性が弱い立場に置かれているように見える、ほんの些細な出来事大袈裟に取り上げられ、男性はどんなに追い詰められても、ほとんどは報道されない。目の前にホームレスがいても人は通り過ぎていく。

女性弱者なんじゃない。女性が困っているときだけ人は関心を持つ。これが真実だ。

じゃあどうするか? まずはこの傾向を認めることだ。要因は色々あるだろうが、現在の我々がこういう認知バイアスを持っていることは事実として認める必要がある。その事実をまず認めないと、どうすれば無視されている弱者を救うことができるのか、その議論第一歩も踏み出すことができない。

から繰り返す。女性弱者なんじゃない。女性が困っているときだけ人は関心を持つ。これが真実だ。

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