お世辞にも賢いとは言えないが全国的な知名度はある大学に通っている。
経団連が21卒から就活ルール撤廃と言ってくれたおかげで企業たちはあからさまにインターンから採用活動を始めている。
政府が就活ルールを維持と言おうが形式にしかならない。罰則がなければ守るはずもない。当たり前だ。
建前は企業のオフィスで実際に業務を体験して入社後にミスマッチしないようにしましょうと言うものだ。
そんなお客様扱いで全部がわかるはずはない。かといって本当に社員扱いしても学生は逃げてしまうだろう。
実際には優秀な学生の囲い込みが目的だから企業からすればお客様扱いでいいのかもしれない。
ほとんどの就活生が行くと言うインターンには様々なタイプがある。
1日完結型もあれば5日間オフィスに机をもらって通うものもある。
ベンチャーや外資では1ヶ月通い詰めるものもあるしまばらに3日間来てくださいなんて言うのもある。
インターンに行くまでもいくつか乗り越えなければならないものがある。
抽選や先着順でいけるものもあるが有名な企業になればなるほどエントリーシート(通称ES)なんてものを書かされる。
何がしたいか、学生時代力を入れたことは何か、どのようなことがインターン中に活かせるか、強みは…なんて自己肯定感のない人間には地獄の質問だらけだ。
それを通り抜けてもWebテストを受験させられたりグループディスカッションをやらされたり、面接があったりなんて就活本番さながらだったりする。
大学で勉強しようとしても企業は平気で平日にインターンを設定してくる。
そのくせに大学での勉強をしっかり行っている学生が欲しいなんて頭のネジがすっ飛んで行ったとしか思えない発言だ。
前倒しで始まるなら終わりも早く迎えて欲しい。
永久雇用はないと言ってみたり、経団連も何がしたいのかわからない。
ここまできたら願いはただ一つ。