1.自分が学生の頃、2.教師になって初めての学校、対照的な2つの学校文化を取り上げる。
生徒の学力を伸ばすために、ひいては生徒がより幸福になるために、どちらがより優れたシステムなのか、
そして今教師である自分はどちらの学校文化の方がより幸福になるのか、意見を貰えると嬉しい。
あまり賢くない学校だったこともあって宿題を課せられることはほとんど無かった。
授業も基本的に誰も聞いていない。教師の独り言ワンマンショー。
生徒はマンガを読んでいるか、持ち始めたケータイをイジる時間。
そのくせ受験勉強はかなりしっかりやった。高校3年生になる頃には受験するクラスでは結構な人数が人格が変わる。
本気で取り組むようになる。本人なりに、ではあるが。
受験しない人の多いクラスも、受験する人たちの邪魔はしない。これはまあ学年とかにもよるかもしれないが。
自分も授業は聞いていなかったがその時間に寝たりはせずにBGMとして、ひたすら問題を解いていた。
同程度に賢くない学校ではあるが、時代が違うのと地方が違う(数百km離れている)ためか、学校文化が大きく異なる。
授業中に机の上にスマホや漫画を置いている生徒は間違いなくいない。
机の下でごそごそ…なんてことも基本的には無いだろう。
バイブ恩が聞こえることは1学期に1回くらいはあるが、せいぜいその程度。
もちろん持ってきているだろうけどカバンの底に入れているっぽい。
学校や学年の方針もあるので、私の授業でも宿題はそれなりに課している。
毎日のようにチェックして、場合によっては叱責したり放課後に指導することになる。
自分自身は高校時代に長期休みを除いて宿題をしたことが無いため、そのへんはすべて自分のことは棚上げ。
一方、高3の受験に対する追い込みはあんまり大したことは無い。
そのためか、受験をあんまりしないクラスの子たちは、受験生たちへの配慮がすごく足りない。
初任校以外は条件が少し異なるので取り上げない。
取り上げたどちらの学校も偏差値・進学実績は大して変わらない。
授業や宿題に時間をかけても大して学力や幸福感に寄与しないのであれば、
今キツイ仕事は一気に減って全くブラックでなくなるのでは?というか楽すぎね?
でもそもそも、授業も適当で良いならモチベーションは本当に持続するのか?
率直なところ、これだけ手をかけているおかげで自分の母校と同程度の水準に持ってくることが出来ている、とは信じ切れない。
実はどっちでも大して変わらないんじゃ…