しばらくして声をかけられ、商業誌の片隅で短期連載をさせてもらう事になった。所謂よくある二次同人からの引き抜きってやつである。
先週最終話を描き終えた。
自分はADHDのケがあるのだが、周りの人間に恵まれラッキーが重なりうまい具合に生きてこられた。
しかし運と根性だけのゴミ人間だという自覚があるので、ずっと自己肯定感が低い。だいたい明日死んでも良いと思っている(推しのイベントの前以外は)
一次創作をはじめるとそれがさらにひどくなってしまった。そんな事予想していなかった。
描けば描くほど、自分のトレーシングペーパーより薄っぺらい内面を直視することになり、締め切りに遅れがちな無能さに失望し続け、何よりゴミのような自分から生まれたキャラクターを愛することができなかったのである。
読んでくださった方に申し訳ない。面白いとゴーサインを出してくださった編集さんにも申し訳ない。いただいた数少ない手紙も嬉しいメッセージも、何故か怖くて読み返すことが出来ない。まだ作業が残っているのに描いたものを読み返すのが辛い。
覚悟も、才能も足りないのは分かっている。
けれどそれをやめる理由にはしたくない。まだ正しい努力や工夫をしきっていない。
流れで始めた事だが、このままでは終われないという意地が出来てしまった。
解決を試みることにした。
自分を肯定することが出来れば、キャラクターを愛せるのではないか、という事でカウンセリングを受けてみる事にした。
キャラクターを愛せずどうやって自分が面白いと思うものを描けるというのだ。
別の悩みも複数重なってもう立ってられないというのもある。
心療内科なんてはじめて行く。そもそも「自分を愛せるようになりたいです」なんていう理由で行って良いんだろうか。
でもお金を払い、仕事として話をしてもらうわけだし。プロですし。
やらない後悔よりやる後悔。
これでもしウン十年辛く感じていたものが解決に近づくなら、ラッキーである。
きっと世の中には自分を肯定できずにいながら創作をしている人ゴマンというと思う。
自分とは別物だよ 創作の出発点が一次か二次かの違いなんですかね
なるほど 確かにそれはあるかもしれないですね。 完全に二次創作から入ったので。 そして二次でも自分の描いたものは基本萌えないです。前提が違うのかもしれないですね..
数年前(十数年前とか子供の頃からとかではない)から漫画を描き始めたのに商業連載まで行けるの凄い 漫画を描いてなかっただけで、元々絵心はあったんだろうが
中学生くらいまでは、よくお絵かきをしていましたのでブランクがとても長いと言った方があっています。 キャラクターへの愛がすごすぎて生活が保てないレベルで描きまくって画力が...