2018-05-03

他人感情を盗んではいいか

山口達也暴行事件話題を見ていて改めてそう思った

こういう事件に憤る気持ちの何割かは、被害者関係者感情を盗んだものではないかと思う

例えば、この事件だと山口記者会見の時に自分の復帰について言及した事と、それに対する城島コメント話題になった

被害者に対する謝罪気持ちがあるのであれば、自分の復帰について言及できるはずがない」という城島の指摘は正しいと俺も思う

だがそこに込められた城島感情までは理解できないとも思う

長年苦楽を共にしてきた仲間の裏切りとも言える行為に対する感情は、怒りや悲しみといったシンプル言葉で言い表せるものではないはずだ

それを赤の他人理解できるだろうか?

また被害者である少女に対する批判は論外だが、勝手被害者気持ちを代弁するのもまずいだろう

被害者感情なんて、それこそ他人に分かるものではない

仮に同じ様な経験をした人であっても、それは類似例であって今回の被害者自身感情を代弁する事はできないだろう

他人気持ちなんて分かったと思っても、それはその人の感情の上澄みの部分くらいだ

完全に他人気持ち理解できたと思ったのなら、それは単なる思い込み

上澄みしか理解していないのに、他人感情自分の行動の理由にしてしまう事は、他人感情を盗んでいるのだと俺は思う

盗んだ感情のままに「被害者気持ち勝手に代弁する」「城島コメントの尻馬に乗る形で山口批判する」どれもあまり良い事ではないと思う



仮に被害者城島山口批判してくれというニュアンス発言をしたのであれば、それに同調するのは分かる

しかし今回のケースは早い段階で示談が成立した事からも、被害者側としてはできるだけこの事件大事にしたくないという意向があるようだ

山口社会的制裁を加える事よりも、この事件話題が白熱する事で要らぬ被害を被る(実際、今受けている)のを避けたいのだろう

城島コメントも、その後のメンバーによる会見も、別に山口批判して欲しくてやってる訳でもないだろう

そもそも必要感情的になっている、世間という名の赤の他人の集まりに、今回の事件関係者配慮する必要はない

被害者の救済をどうするかがまず主題であるべきで、山口をどう扱うか事は本来二の次でいいと思う

今回の件に関わらず、犯罪を犯した芸能人芸能界に復帰すべきでない、芸能界はその辺が緩すぎるという意見もある

ならばそういう法律を作る、もしくはせめて明文化された芸能界共通ルールを作るべきだ

法治国家において人の罪を裁くものは、法であって世間感情ではないと俺は思う

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