高専卒業してから、たまに高専を選択したのは良かったのか考えることがある。そのたびに、もうちょっと時間たたないとわからないなあと思っていたが、さすがに10年たったので、ここらで一旦考えを書いてみる。
結論からいうと、それなりには良かった。少なくとも悪くはない。10点満点でいうと8点ぐらいだろうか。
高専在学中は彼女いない歴=年齢の童貞でつらかった。プログラミングを学びたくて入ったのだが、思いのほか電気系の科目も多く、あまり興味がもてない授業が多いのもつらかった。けっこうな暗黒時代だった。普通高校いっとけばよかったと思ったし、高卒認定もらって大学入ろうかとも考えが、踏み出す勇気が出ず。
高専卒業後は、大学に編入した。たまたま入った学部が女性多めだったのもあり、無事彼女ができ、遅れてきた青春を謳歌した。
その後、無事就職もできたし、会社でも楽しく仕事できて、給料も悪くない額もらえている。結婚もできた。
普通高校いって、大学に入ったほうが、もしかしたらもっといい人生を送れていたかもしれない。が、今の人生も全然悪くない。むしろ良い。やりたいことはだいたいできてるし。
そもそも、たぶん普通に高校から大学受験してたら、自分が編入した大学には入れてなかった。編入は試験日さえかぶらなければ、いくつでも好きな所受験できるし、普通にはいるよりたぶん難易度は低い。
高専の卒業生は、けっこうできる人が多いみたいなのを聞く。それはある程度あってるが、高校→大学と進んだ人の中にもできる人は普通にいる。自分の場合大学3年でインターンしたときは技術スキルが未熟すぎて、高専でたからといって全然使いものにならなかった。修士までいって就職したら、けっこうスムーズに一人前になれた。
というわけで、自分が歩んできた道はけっこうよかったが、今だったらプログラミング学べる場所はいっぱいあるし、よっぽど高専でやりたいことがない限り、高専進学をオススメはしないかも。校則がゆるいからとか、就職率がいいからといった理由でなんとなく進学するところではない。受験勉強が高校よりなく、好きなことに時間を使えるというメリットはあるけど、大学に1年から入ったほうがトータルでみたら自由に使える時間多い気がする。